X3:AP チュートリアル15 ―船団を管理する

所有する船が増えてくると、

 ステーションに路駐しぱなっしでそのまま存在を忘れてしまっていたり、シップヤードで売却するためにオートパイロットで送ったものの肝心の売却を忘れてしまっていたりと、色々見落としがでてきます。

 航行中は目的地に着くまで暇な時間を持て余すことになるので、その間にリスト(Rキー)を見ながら船を売買したり、指示が必要な船には指示を出すなど、船や工場の管理を行うことが多くなります。


船団の一覧を開く

 前述の通り、デフォルトではRキーを押すことで所有する船や工場・雇用している海兵隊の一覧を見ることができます。

 管理画面では、船や工場の状態・所在地、現在実行中のコマンドなどを確認できます。
 また、各船や工場をクリックしてメニューを開くことでその船や工場が存在するセクターマップを覗いたり、指示を出すこともできます。

 自動交易中の船がステーションに何時間も留まったまま動いていない時など、気になるときはセクターマップを開いて様子を見ると良いです。バニラの自動交易の場合は多分起きないはずですが、ESTやCAG船は危険を察知するとステーションに留まってやり過ごそうとします。
 極めて稀なことですが、安全なセクターでもKha'akのM1・M2クラスが出現することがあり、NPCの迎撃部隊だけでは対処しきれない場合もあります。そうなると次の迎撃部隊が来るまでKha'akが野放しにされるため、こちらの交易船も出るに出られなくなります。そのような状態に陥った際は、プレイヤーが出向くか、もしくは処理できるだけの戦力を投入する必要がでてきます。

X3:AP チュートリアルB07 ―大型艦に搭乗する

大型艦の入手は一つの到達点

 M7やM2・M1クラスの艦艇は、その巨大な体躯に相応しい火力と防御力を備えています。
 戦闘機やコルベットとは大きさも火力も次元が異なり、購入するには莫大なコストと諸勢力からの厚い信用を要求されます。それだけに、大型艦を手に入れることはこのゲームの一つの目標と言ってもいいぐらいです。

 反面、その図体の大きさのために運動性は低く、戦闘機のように自由に飛び回ることができません。また、慣れない間は自分の身体の大きさに馴染めず、付近の船や出港直後の際にステーションと衝突することも珍しくありません。戦闘では集中砲火を浴びない限りそうそう沈まないため、航行中に事故に遭って死を経験する方が早いぐらいです。

 M7よりも更に大きいM2・M1クラスはMainGunをもたず、兵装は全てタレットによって構成されています。そのため戦闘中は終始タレットに攻撃を任せ、プレイヤーは操舵しながらミサイルを乱射するなり、3人称視点に変更してタレットが敵を殲滅していく様子を眺めたりと、操作量自体は小型機やコルベットよりも少ないです。
 
 戦闘の難易を比較すれば、一度の判断ミスやミサイルの迎撃漏れで即死するリスクを抱える小型機の方が大型艦よりも遥かに難しいです。一方、大型艦は戦闘よりもゲートアウト直後の事故死などで頭を抱える方が多いため、戦闘よりも航行で難儀するクラスと言った方が適切かもしれません。

X3:AP チュートリアル14 ―Encyclopediaで入手先を探す

お金があっても、

 欲しい物が何処で売っているのか分からない事は珍しくありません。かといって広大な銀河のなかから虱潰しに探すのも現実的ではありません。そんな時にお世話になるのがEncyclopediaです。
 
 画面左上のPersonalメニューからAdvancedタブを開くと、Encyclopediaがあります。
 貴方が航海の途中で見てきた船やアイテム・既知のステーションや勢力に関する情報などがここに蓄積されており、いつでも閲覧することができます。

X3:AP チュートリアルB06 ―ISとOOS

RTSのはじまりはじまり

インセクターとアウトオブセクター

 X3では、プレイヤーがいるセクター(in Sector、以下ISと略)とそれ以外のセクター(Out of Sector、以下OOSと略)とで処理が異なります。簡単に言えばOOSの処理はISに比べ簡略化されており、そのためにISとOOSとで戦闘の結果などが異なる場合も有り得ます。
 OOSの特徴については知っておくと役に立つ面もあるので、このページではOOSについて説明します。

OOSの特徴

・オブジェクト同士の衝突判定が無い
 船同士が重なってもぶつかりません(沈みません)。
 ISだと、往来の激しいセクターのゲート前は混雑していることが多いですが、OOSではゲートへ入る際にルートの調整をする必要もなく、順番待ちをすることもないのですんなり行き来ができます。

 前線に大型艦を投入する際は、先行させてゲートから離した後でプレイヤーも同じセクターに入れば、ゲート付近で発生しやすい衝突事故を防ぐことができます。

・FFが無い
 衝突判定が無いので、FFも発生しません。

・Valhallaもゲートをくぐることができる
 その巨体のためにISではゲートをくぐろうとすると轟沈してしまうValhallaも、OOSでは難なく通ることができます。

・ISの環境下よりもステーションや空母へ素早く入港・着艦できる
 通常、オートパイロットによるステーションへのドッキングでは速度を調整しながらガイドビーコンのルートに入り、それから徐行をしながら入港します。
 OOSの場合は、ステーションの「座標」に重なるだけでドッキングが完了するため、ドッキング時に減速することもありません。空母へ着艦する際も同様です。


 例えば画像に映っているシップヤードに船を送った場合、ご覧の通りISだと迂回してから入港します。対してOOSの場合は入港時に位置を調整する必要がないので、そのままシップヤードまで直進します。
 ステーションに速くドッキングさせたい時は、プレイヤーは他のセクターに退去した方が効果的です。 

・OOSではラウンド制の戦闘になる
 ISにおける戦闘では両者の位置取りも勝敗に関わってきますが、OOSでは両者の火力/防御力が大きく影響します。詳しいルールは「X3:Terran Conflict Wiki Japan」で有志が解説して下さっているので、そちらをご覧下さい。

  X3:Terran Conflict Wiki Japan ―IS,OOS
   http://x3tc.nefilm.net/index.php?System%2FIS%2COOS 


OOSを活用する

 プレイヤーの戦力が大きくなれば、M7やM2などの大型艦を戦場に投入する機会も出てきます。 その際に最も怖いのは、大型艦がゲートアウトした直後に発生しやすい衝突事故による爆沈です。
 「船がゲートアウトする→直後に別の船がゲートアウトする→合体→爆沈」というパターンは、ArgonとTerranが熾烈な戦いを繰り広げる最前線の宙域などでしばしば見かけます。大型艦が頻繁に出現するセクターでは、プレイヤーも惨事に巻き込まれることが珍しくありません。

 なので、そうした前線に大型艦を飛ばす際は先ずプレイヤーよりも先に大型艦を向かわせた方が賢明です。船がゲートから離れた後にプレイヤーも飛ぶことで、ゲート付近の不幸な事故は概ね回避できます。

 鹵獲機の回収時も、安全が確保できているならプレイヤーは極力退去してOOSにした方が迅速に進みます。回収に時間をかけ過ぎると新手が現れかねないので、必要な指示が済んだらプレイヤーは他所のセクターから見守った方が良いことも多いです。 

 「OOSを活用する」 と仰々しく書いたものの、要するにOOS環境下でのオブジェクト同士の衝突判定が無いことを利用するというシンプルな話ですね。この点だけでも憶えておくと、この先色々な機会で役に立つと思います。

X3:AP チュートリアルB05 ―ドローンを活用する

安価で優れた撹乱効果を発揮するデコイ

 ドローンは非常に安価な自律兵器です。M3やM4に比べると耐久力も火力も乏しく価格相応の兵器ですが、アイテム扱いなので戦闘機の小さなカーゴにも収容することができます。戦闘機でも運用できるのは大きなメリットですね。
 戦闘時は大量にばら撒くことによる撹乱が主な用途で、高価なMk2やKerisを何十機も用意できれば火力も多少は期待できます。ただし実質使い捨てなのと、かかるコストを考えると勿体無いため、資金が有り余っているような状況でも無い限り普段使うのは最も安価なMk1(Fighter Drone)です。
 
Terran製のドローン、Keris。
 ドローンは購入した時点で武装が施されており、これを変更することはできません。
 Mk2やKerisは主にM3・M4が用いるPACやEMPCを搭載しており、更に申し訳程度ですがシールドも付属しています。無人機ながら、上位モデルのドローンはM4に近い程度の火力を持っていますね。

 逆にMk1の武装はIREだけで、シールドもありません。そのため非常に貧弱ですが、代わりに機動性がMk2等よりも遥かに高く、撃墜されにくいため意外としぶとく生き残り続けます。
 上で述べた通り、ドローンに求めるのは敵の殲滅ではなく撹乱なので、この場合はMk1の方が使い勝手に優れます。何より安いのでお財布に優しいです。

Player Workshops ―ソフトウェアの調達が楽に

特徴

 プレイヤーが所有するEquipment Dock、Trading Station、Hub及びHQで各種ソフトウェアを購入できるようになります。(その他、M1やTLにドッキングすることでも可)
 ソフトはバニラ由来の物に限り、MODで追加された物は含みません。
 ついでに船体の改造もプレイヤーの港で行えるようになります。

 バニラ環境だとJump Driveを販売している場所が非常に限られており、莫大な資産を有する頃になっても煩わしさがつきまといます。特に交易船はJump Driveを必要とする場合が多く、ソフトの調達のために艦載機を載せた空母などをステーションまで走らせるか、妥協してJump Driveが販売されているセクター周辺のシップヤードで交易船を発注するか、そのどちらかを選ばざるをえませんでした。

 ですがこのMODを導入すれば、Jump Drive入手のためにかかる手間から解放されます。
 例えば頻繁に利用するシップヤードの近くにEquipment Dockを建てておくと、そこでJump Driveを含めた必要なソフトのインストールを済ませることができます。

X3:AP チュートリアルB04 ―フレンドリーファイア

敵の敵も敵

敵味方が密集していると

 どうしても避けられない問題として、味方への誤射(フレンドリーファイア、以下FF)が挙げられます。
 1回FFした程度ではNPCも許容してくれるのですが、同じ相手に2度も3度もFFを重ねてしまうと敵対されるだけでなく、その勢力のRepが低下してしまいます。
 特に、ステーションは敵対してしまうとドッキングを拒否されるようになるため、ステーションの近くで戦闘が始まった場合は慎重に対処する必要があります。(敵対したステーションとの関係を元に戻す方法もありますが、非常に手間がかかります。なので、個人的にはステーションと敵対してしまった時点でロードして仕切り直すことを推奨します)


様々なFF

 FFのケースも色々あります。
 いずれの場合も、与えたダメージではなく「回数」でNPCは敵対行為か否かを判断してきます。
 例えば、ステーションの頑丈なシールドに小型機の機銃を撃ったところでヒビ1つ入りませんが、3,4回も当てれば敵対されてしまいます。くれぐれも、流れ弾が当たらないよう注意して下さい。

友軍機を誤射した
 最も分かりやすいケースです。
 誤射をしたら即座に相手へ通信を行い、謝罪すれば大体許してもらえます。

味方ステーションを誤射した
 防衛ミッションなどで起きやすいです。
 採掘場はアステロイドが丸ごとステーションの扱いになっているため、流れ弾がアステロイドに当たっただけでFFと見なされます。アステロイド周辺で戦闘をする際は、射線上のアステロイドが採掘場か否かを確認してから射撃を行うよう注意する必要があります。

友軍機に衝突した
 大型艦は周囲の状況が確認しづらいため、衝突事故を起こしてしまうことがあります。
 船を回頭する際は、F2キーを押して周りを確認してから行うクセをつければほぼ避けられます。

 ただ、どんなに注意をしていてもゲートから出た直後の衝突事故だけは避けられません。ゲートに入るため順番待ちをしていた交易船を、そのまま轢死させてしまうことも偶にあります。後味は悪いですが、幸い不可抗力なので交易船をひき潰した程度ではRepに深刻な影響は与えません。

 何より怖いのは、ゲートで発生する大型艦同士の衝突です。ほぼ同じタイミングでジャンプアウトするとゲート内で互いにスタックする形となり、必ずどちらかが轟沈します。この場合、Repが低下するだけでなく、こちらが生き残っても装甲やシールドに深刻なダメージを負うこととなり、もしそのままゲート付近で戦闘が始まれば窮めて不利な状況を強いられることになります。

 逆に小型機に乗っている場合、衝突で敵対されたり評判を落とすことは稀です。大抵の場合、衝突によってこちらが爆散するためです。

友軍機の近くでミサイルを迎撃した
 上の3つに比べれば滅多とない話ですが、一部の対艦ミサイルを迎撃した際に発生する衝撃が味方にダメージを与えた場合、FFとなります。友軍艦を狙っているミサイルを親切心から迎撃しても、その衝撃が友軍艦に触れればお叱りを受けるので注意して下さい。ミサイルが直撃して深刻なダメージを受けるよりは余程マシだと思うのですが、これもFFになります。
 衝撃が友軍艦に届く距離までミサイルが接近している場合、こちらに迎撃できる用意があっても怒られるので迎撃するべきではありません。

X3:AP チュートリアルB03 ―打倒コルベット

プレイヤーを阻む最初の壁

 序盤の戦闘ミッションや遭遇戦を通して、小型機同士の戦闘は大分慣れてきたと思います。
 海賊やXenonのグループに遭遇した際などは、相手の数が多くて不利な状況を強いられたこともあったかもしれません。ですが相手も小型機なら1機1機の戦力は知れているので、リトライすればそのうち何とかなります。

 そうしてこの世界に慣れてきた頃、初めての苦戦を経験することになるのがコルベット(M6)との戦闘です。コルベットは戦闘ミッションで登場する最初の「戦闘艦」であり、コンバットランクの上昇(戦闘を重ねることで上がる)に伴い出現するようになります。

 ただの遭遇戦なら無視して逃げれば良いのですが、戦闘ミッションでは1対1で挑まなければならない状況も出てきます。
 こちらも同格のコルベットに搭乗していれば相手の尻をとった時点で勝負が決まるため脅威ではありません。ですがコルベットが厄介なのはプレイヤーがまだM3に乗っている早期の段階で出現する点で、こちらは小型機・向こうは最小クラスとはいえ戦闘艦という理不尽な戦いを強いられます。


相手のタレットを把握する

 コルベットにせよフリゲートや駆逐艦にせよ、戦闘艦と対峙した際は相手のタレットの位置と数・それから船に搭載できる武装を確認することです。脆弱な部分や、極端な場合は死角が存在する戦闘艦も珍しくありません。

 例えば、M6のCentaurの派生モデルであるHeavy Centaurは防御力とタレットの数においてCentaurを上回りますが、船体の腹部に明確な死角があり、そこに密着されると一切の反撃ができません。逆にCentaurは左右タレットの可動範囲が広く、上をとっても下をとってもCentaurから反撃を受けます。

 小型機にとっては死角の無いCentaurの方が脅威であり、M6のなかでも上位にあたるM6+が必ずしも優れているとは限りません。M3の場合、M3+はほぼ全てにおいて平凡なM3を凌駕しているのですが、戦闘艦はカタログスペックだけでなく、船体に存在する死角とタレットの可動範囲を考慮に入れなければなりません。
 翻せば、これを念頭に入れておけば戦闘機でもコルベット相手に勝機が生まれます。 

X3:AP チュートリアルB02 ―ミサイルへの対処

ミサイルの被弾は主要な死因の一つ

 互いに万全な状態であれば、戦闘は両者が視認できる距離に近づく前からミサイルの応酬によって始まります。もっとも、NPCは生成した時点でミサイルも一定量所持しているのに対し、プレイヤーは自前でミサイルを調達する必要があるので、物資が不足しがちな序盤は一方的に撃たれることが多いです。

 それに加えてミサイルの種類もかなり多く、戦闘中にミサイルアラートが表示されたところでそのミサイルの性質を把握するのは難しいです。なかには小型機を一発で即死させる凶悪な物も当然含まれる上に、NPCは相手が小型機だろうが1発数万Crもする対艦ミサイルや魚雷を躊躇無く発射してきます。

 とにかくミサイルによる即死が珍しくない世界ですので、性質を理解した上で対処を固める必要があります。


後部にタレットが搭載されている機体に乗り換える

 できるだけ早い間に行っておきたい対処策の一つとして、後部タレットを搭載した機体への乗り換えが挙げられます。タレットは射程に入った敵機やミサイルを自動で迎撃してくれるので、戦闘中にミサイルを撃たれても、後方から接近するミサイルはタレットが対応してくれます。
 タレットによるミサイル迎撃は100%確実という訳ではありませんが、しかし後部タレットが有るか無いかで生存率は格段に違ってきます。

 出自次第では、初期機体がM4やM5の場合があります。これらの機体はほとんどが後部タレットをもたず、ミサイルに対し非常に脆弱です。それに対し、同じ小型機でもM3には後部にタレットが付属している機体が多いです。お金が貯まり次第、そこそこのシールド(25MJシールドを3基以上搭載できる機体が望ましい)と後部タレットを搭載した機体をみつくろい、乗り換えましょう。

X3:AP チュートリアルB01 ―小型機で戦う際のセオリー

多勢に無勢のときは逃げの一手

 この世界のNPCとプレイヤーの違いは、文字通りプレイヤーが操縦しているかどうかぐらいしかありません。いわゆる主人公補正が全く無いので、プレイヤー側が不利な状況であればそれを打破するのは困難となります。

 ターゲット選択の仕様がお世辞にも良くないので、多数の敵機に囲まれた際は特に脆くなります。1機1機的確に潰せば勝てる状況でも、狙いたい敵機を即座にターゲットしてくれないために対処が遅れて敗れることも珍しくありません。 もたついている間に集中砲火を受けたり、死角からミサイルを飛ばされるので、向こうが弱くても数が多いなら戦闘は避けるべきです。仮に競り勝って生き延びたとしても、金欠の序盤に装備品を破壊されたら大赤字ですしね。  
Kha'ak Cluster
 ついでに、こういう形状の機体が安全なセクターの外れをフラフラと飛んでいることもありますが、初見殺しの一つなので序盤は絶対に手を出すべきではありません。もし興味があるなら事前にセーブをとってから挑んでみてもいいですが、十分な装備が調っていないと多分後悔することになると思います。

雑記20130702

諸兄曰く、

 SteamでX3がセール対象とのこと。
 Terran War Packは定価$19.99が50%offで$9.99ですね。
 前回のセールは5月の半ば頃、お値段は$13.39でした。

 セール期間は今月8日まで。

 X3 Terran War Pack 
 http://store.steampowered.com/sub/12588/


それから

 XRMの現行版1.2.9をマイナーアップした、1.2.9dが先月中頃に出ていたようですね。
 アドオンの「No Terran/Agron War」を導入しているAPユーザーを対象にしたパッチだそうです。
 なのでTCユーザーや、上記アドオンを導入していない方は更新する必要はありません。

 X3 Rebalance Mod (XRM) 該当記事(p.1492)
 http://forum.egosoft.com/viewtopic.php?t=304158&postdays=0&postorder=asc&start=22365

X3:AP チュートリアルB00 ―戦闘の基本操作とターゲット選択について

Grand Exchangeにて。爆散する3秒ぐらい前に撮った最期の光景。

戦闘時の基本操作


 敵性のオブジェクトに接近するとビープ音と共にBGMが変わり、画面中央のHUDも赤くなります。
 「オブジェクト」と書きましたが、これは単に敵機だけに限らず、ステーションや友軍のミサイルも含まれます。敵機やステーションはマップ上で赤く表記されるので分かりやすいのですが、ミサイルに関しては中立NPCが海賊などに放ったものであっても反応するので紛らわしいです。周囲に敵が見えないのに突然BGMが切り替わった場合は、ミサイルがレーダーに映っていないか確認して下さい。

戦闘時に使用する主なキーは以下の通りです。

Ctrl:画面中央に射撃(条件下ではオートAIMに)
マウス右ボタン:カーソル位置に射撃
W,A,S,D:機体を上下左右に移動

1,2,3,4:グループ登録した武器の切り替え
L:ミサイル発射
M:ミサイルを選択

Shift+T:5km圏内で最も自機から近い敵性オブジェクトを選択(ミサイル含む)
Home,End:他の敵機をターゲットする

F1:タレットに移る(タレットが複数箇所ある場合、連続で押すことで各砲座へ切り替わる)
F2:三人称視点に切り替え(連続で押すと、後方から前方視点へと替わる)
F3:ターゲットしているオブジェクトに視点を切り替え

2,4,6,8(テンキー): 視点を上下左右に動かす(F2かF3で三人称視点に切り替えている場合のみ)

 キーボード+マウスで操縦する場合、敵機をターゲットするキーは戦闘中に押しやすいボタンに配置し直した方が良いです。ミサイルも同様ですね。

 F1-F3キーとテンキーによる視点切り替えは主に大型艦で使用するので、小型機やコルベット艦に搭乗している間は気にしなくて良いです。M7以上の艦に乗るようになると、ステーションから出航直後に衝突事故を防ぐためF2キーで安全を確認したり、混戦した戦場で僚艦とぶつからないよう周囲の状況を把握するのに使用します。

X3:AP チュートリアル13 ―セクタートレードとユニバーストレード

TSに全自動交易を行わせる

 交易船(TS)とTrade Command Software Mk3が(それと可能ならJump Driveも)揃えば、全自動交易を始めることができます。
 
 交易船が用意できたら、Mk3を船に移しましょう。
 それから交易船のコマンドコンソールを開き、「Trade」コマンドをクリックすると上の画面が現れるので、下部にある「Start sector trader」を選択します。

 するとユニバースマップが表示されるので、交易をさせたいセクターを指定します。あとは指定したセクターに船が向かい、着いた時点でそのまま自動交易を開始します。
 
 自動交易を始めると、同時にパイロットが船に乗船します。ゲームとしてはAIが全て自動で行うのですが、設定上は商人を雇って彼らに交易を代行してもらっているようですね。

 パイロットにはランク(レベル)が存在し、肩書きと名前の左隣に「(数字)」で表記されています。
 彼らは自動交易を始めたばかりの段階だと見習いのため、指定したセクター内でしか活動できません。しかし、経験を積むことでランクは徐々に上がり、それに伴い交易可能なセクターの範囲も拡がっていきます。 (周囲のセクターも含めて交易させたい場合は、再度指示する必要あり)


雑記20130627

陸奥Terran独り旅。

旅をしていました

 武器弾薬等々の保管場所としてTLが欲しかったのですが、倉庫用にTLを買うのも癪だったのでTerranから頂戴することにしました。
 ArgonとTerranが熾烈な戦いを繰り広げている最前線ではTLを見かけることがないので、奪取するにはTerran領の内地に向かう必要があります。

 Terran領へはArgonのOmicronから続くルートとは別に、Xenon Sectorから連なるルート(いわゆる裏口)があるので、今回は裏口を開拓するためにRangerでOmicronからTerran領の奥深くへと踏み込んでいきました。

 Terranのゲートは外宇宙のネットワークと繋がっていないのでジャンプで侵入できませんが、外宇宙のTerran領ならゲートが繋がっている=一度開拓すれば後でジャンプして帰ってくることができます。


Aldrinに着いた辺りで

 どうも迷子になった臭いので、一度ジャンプして根城に戻ることにしました。 外宇宙へはジャンプできるけど、太陽系へは直接ジャンプできません。

(この点、Terran側でプレイしているユーザーの人は大変よねー、ハハハハ)


(どうして太陽系がジャンプ先に選べるのかなー、ハハハ


ネーチャン「ジャンピン」
ハァ?

先入観コワイ!

 かなり最近まで、Terranの太陽系内へはジャンプできないというTC時代の記憶が先入観として残っていました。なので精々Heretic's Endぐらいまで進んだら、それ以上進むこともありませんでした。十中八九XRMの仕様なのでしょうが、まさか太陽系もジャンプで飛べるとは…。

X3:AP MOD紹介目次

交易に関わるMOD

Commercial Agent(CAG) *お勧め*
 工場やステーション専属の交易船をサポートするMOD。工場経営をするなら必須。
 バニラだと工場で取り扱う生産品やリソースごとに船を割り当てないとならないが、CAGで動く船は状況に応じてリソースの購入/生産品の販売を行ってくれる。更にジャンプドライブも使用してくれる。

Complex Cleaner *お勧め*
 セクター内に大量の工場を建設するとFPSが著しく低下してしまう問題を解決してくれるMOD。
 無数の工場を一つの「箱」に収納するので、工場同士をくっつける際に位置を調整する手間も無いのが便利。

Economy and Supply Trader(EST) *お勧め*
 自動交易を改善してくれる。細かい設定もできる上に、その設定を保存して2隻目3隻目にそのまま流用できるので手間も省ける。
 APバニラのST/UTは襲われても何故か逃亡せず、逃げれば助かる状況でも沈んでしまうため、APでSTやUT船を動かすならコレかMK3 Improvement Reloaded必須。


戦闘に関わるMOD

Anarkis Defense System(ADS)
 艦載機の運用を支援するMOD。
 敵の規模に応じて発進させる艦載機の数を自動で調整したり、プレイヤーの所有する船が危険な状態に陥ると救援に向かったりと、OOSでの空母の運用に重きを置いている。
 同じく艦載機運用の支援を行う「CODEA」も一緒に導入する際は、両者を同じ船に使わないよう注意すること。ADSに割り当てた船にCODEAを用いなければ共存できる(逆の場合も同じ)。


Drone Carrier Software(DCS)
 戦場でDroneをまき散らす、Drone空母が運用できるように。
 現在は、DCSを再調整してコストの概念等を加味したDCS2が公開されている。


Hive Shield
 Hive Shieldを実行した大型艦と、その周囲にいる味方機のシールドリチャージを向上する。
 コマンド実行中の艦は移動できなくなる。


Marine Repairs
 海兵隊を船に乗せていると、船を修理してくれる。
 空母の場合、船だけでなく艦載機も修理してくれる。


MARS Fire Control(MARS) *お勧め*
 船のタレットを賢くするMOD。
 攻撃対象に合わせてタレットが火器を自動で切り替えるようになったり、ターゲット指定した目標を優先的に攻撃するようになる。小型機相手にフラックや機銃を使うようになり、指示をすれば群がる雑魚を無視して敵の旗艦に砲撃してくれる。出来そうで出来なかった事が実現される。
 それからドローンをデコイ、ミサイル迎撃、残骸回収の3役に充ててくれる。 MARSのもう一つの柱であり、戦闘とサルベージの両面において活躍する。


Missile Defense Hotkeys
 大量のオブジェクトに埋もれて見えないミサイルをターゲットしてくれる。
 迎撃用のミサイルやドローンに任せれば大体何とかしてくれるけど、最後に頼れるのはやはり自分自身だと痛感した貴方に。


Missile Defense Mosquito *お勧め*
 ミサイルを感知すると迎撃ミサイルを自動で発射する。
 これを導入しているだけで生存率がかなり違ってくる。


Weapon Select Extension
 予め登録しておいた武器に即座に切り替えたり、頻繁に使用するミサイルのホットキーを追加できる。
 撹乱用、対小型機、対艦と各種ミサイルを使い分けられるので便利。


NPC Bailing Addon
 NPC同士の戦闘でも船が放棄されるようになる。
 これを導入していると序盤から思わぬ「落し物」を見つけたり、 カタログで性能を比較検討したら恐らくずっと買わないような船に乗る機会を与えてくれる。
 修理して売却するとお手軽に資金が手に入るので、ある程度バニラに近いバランスで楽しんでから導入するのがお勧め。 


Salvage Claim Software
 5km圏内なら、放棄された船を外に出なくてもボタン一つで鹵獲できる。
 M6以上の、本来なら海兵隊を送り込んで乗っ取りが必要な船も鹵獲できる。
 ただし、必要なソフトの代金は結構高い。


大型MOD、NPC勢力に影響するMOD(Artificial Life)

Improved Races 2.0(IR2)
 NPC勢力間の戦争を活発化するMOD。
 各勢力に侵攻用の艦隊を生成し、艦隊は目標のセクターを攻撃する。侵攻先のセクターに存在する全てのステーションと船を殲滅することに成功した場合、侵攻側はそのセクターを占拠する。
 設定次第では、セクターに攻撃を受けたNPC勢力側が迎撃艦隊を即座に派遣するようにもできる。バニラではなかなか叶わなかった大規模な戦闘が拝めるように。負荷も然程かからず、境界線での戦闘が烈しくなるのでお勧め。
 オプションでONにすれば、プレイヤーがセクターを乗っ取ることもできる。


Military Base Response revamp(MBR)
 バニラに存在する軍や警察の規模と反応を強化、より活発に動くようにする。
 趣向を同じくするIR2は特定の宙域において艦隊規模の戦闘が発生し、勢力図の変遷に伴い戦場が移行していくのに対し、MBRはXenonや海賊セクター付近が恒常的に騒がしくなる(蛇口から絶え間なく流れてくる)。また、ArgonとTerranの国境宙域は大規模な戦闘が日常茶飯事になる。
 素晴らしいMODなのだけど、ゲームにかかる負荷はIR2よりMBRの方が強い。長時間プレイしていると安全なセクターを航行していてもフレームレートが妙に下がったりするので、どちらかを導入するならIR2の方がお勧め。


Pirate Guild 3
 海賊に新勢力(ギルド)を追加する。
 プレイヤーはギルドに他勢力の船やセクターを襲撃するよう依頼することができる他、資金や船を提供することも可。 ギルドは提供された資金などで戦力を拡充する。


X3 Rebalance Mod (XRM)
 X3のオーバーホールMOD。バランス調整の他、新たな要素や船が追加されている。
 バニラよりもプレイヤー(と小型機)には厳しい難易度となるが、全体を通して観たバランスはバニラよりも優れた水準に達している。
 交易による金策が難しくなっている反面、艦船を沈めると数百万単位の報酬が貰えるので、戦闘によって得られる見返りが大きなものとなっている。
 この他、物々交換でXenon製などの非売品の武器が手に入ったり、武器やシールド・ミサイルを潤沢に供給するステーションが追加されており、物資の調達はバニラに比べて遥かに易しくなっているのが嬉しい。
 難点としてXRMは負荷が強いため、PCがそれなりの性能でないとゲームにならない(という話をよく聴きます)。XRMの環境だとFPSが下がり過ぎる場合は、同じく武器やミサイルのリバランスを行うCombat Mod 4がお勧め。(私もTCの頃、お世話になりました)
 CMODの方でも武器弾薬を大量に供給するステーションがアドオンにある。X3の慢性的な物資の流通不足に悩むも、XRMを導入すると重くなる…と悩んでいる方は是非。


その他

jc hud v1.1 for x3tc and x3ap
 Hudを見易くするMOD。
 マップ上の残骸やアステロイド、ミサイルなどを色分けしてくれるお陰で識別し易くなる。
 ただし、そのまま入れるとメニュー選択時のSEが消える(作者曰く、うるさいから)ので、それが嫌な場合はEditorで中のファイルを一部消す必要がある。その手順に関しても記事内で説明しているので参考に。
 始めたばかりの人にもお勧めしたいぐらい良いMODだけど、SEを元のまま残す場合は少し手間が増えるのでタグはつけないことに。


Minimal Hud ported to Terran Conflict
 HudをスッキリさせるMOD。
 jc hudと同じくHudを改善してくれる。jc hudはオブジェクトごとに色を使い分けてくれるので、UI系のMODを導入するなら私はjc hudの方がお勧め。


No Fog Fake Patch X3AP
 ガスの濃い宙域からガスを取り除き、スッキリさせる。FPSも向上するそうな。
 だけど視認可能な距離は元のままなので注意。


Player Workshops
 プレイヤーが所有する港(Equipment Dockなど)でソフトがインストールできるようになる。
 Jump Driveなど、重要なものの販売場所が非常に限られているソフトを調達する手間が省ける。


Universe Colored Map
 ユニバースマップのセクターを勢力ごとに色分けし、見易くしてくれる。XRMにも対応。
 勢力図が変遷するIR2等には対応していない様子。

 
X3TC Cheat Package
 様々なチートコマンドが同梱されたMOD。
 コマンドが分からくても大体のことができるよう簡易化されている。
 X3は何かと理不尽な死に遭遇するので、長時間の記録が水の泡になることも珍しくない。もしスタックして動けなくなった時(動けば死)の保険として導入しておくと枕を濡らすこともなくなる。
 個人的にはセーブの制限を取り除ける(いつでもどこでもセーブできるようにする)のが一番嬉しい。




 バニラのバランスを損なうことなく、X3を始めたばかりの方にも導入を勧められるMODについては「*お勧め*」と付けています。

X3:AP チュートリアル12 ―船を購入する

もしジャンプドライブを手に入れたら

 燃料のEnergy Cellを機体に積み、シップヤードがあるセクターまで飛びましょう。
 ジャンプは[Shift+J]で行います。
 
 [Shift+J]を押すとユニバースマップが開くのでジャンプしたいセクターを選択します。
 プレイヤーが現在いるセクターと、点滅しているセクターなら自由にジャンプできます。
 目的地のセクター内のゲートを選択するとジャンプドライブがチャージを始め、100%になると自動で飛びます。(SETAで短縮可)
 ジャンプを中断したいときは、チャージ中に[Shift+J]を再度押して下さい。

 逆に、点滅していない場所はジャンプできません。
 理由はいくつかあり、「燃料が足りない」「セクターは発見しているがゲートは発見していない」「ゲートの規格が異なる」のどれかが該当します。

 1つ目は燃料を補充すれば解決するので省くとして、2つ目はAIに自動開拓を任せていると起こりやすいです(自動開拓については後ほどお話しします)。3つ目は特殊な例で、一部のセクターは離れたゲート同士を繋ぐネットワークに加わっていないためジャンプすることができません。
  ジャンプする際は何処からでも行えるのに対し、ジャンプアウトする(目的地に出る)際は必ずゲートか「Jump Beacon」が出口として必要になります。ごく一部ですが、向こうへはジャンプできないセクターもあるということを憶えておいて下さい。

 ジャンプする際に消費するエネルギーは船のサイズで異なります。

M4、M3: 隣のセクターへ飛ぶのに10cell消費、1セクターごとに5ずつ増加
M6、M8、TS、TP、TM: 隣のセクターへ飛ぶのに20cell消費、1セクターごとに10ずつ増加
M7、M2、M1、TL: 隣のセクターへ飛ぶのに40cell消費、1セクターごとに20ずつ増加

 船体が大きくなればなるほど燃費も増加するのですが、その分カーゴスペースも広くなるので大型艦がEnergy Cellの残量を気にする機会はほとんどありません。逆に、武器やシールド・ミサイルを積むだけでスペースに余裕がなくなるM3等の方がマメな補充を必要とします。

Personnel Transporter ―熟練パイロットを犠牲にしないために

Xenon Sectorで船を失い遭難したパイロット。どうしてXenon Stationへ向かうのでしょうかねー。

特徴

 Lucike氏のMODの多くはパイロットを船に載せて初めて機能します。彼らは仕事の過程で成長し、より能率良く働いてくれます。ですが長時間運用していると海賊やXenon等の襲撃を何度も受け、運が悪いと船を沈めてしまう事もあるかもしれません。

 沈んだ船は元に戻りません。しかし熟練のパイロットであれば、辛うじて船から脱出できることもあります。遭難した彼らを救助できれば、新しい船を与えることで彼らは再び仕事に就くことができます。船の補充と共に、別のパイロットを雇い直して一から経験を積ませる必要はありません。

 Personnel Transporterは、救助したパイロットを再びESTCAGなどの仕事へ就かせることができるMODです。他にも海兵隊をパイロットとして雇用することができるのですが、ここでは救助したパイロットを再登録する手順を紹介します。

X3:AP チュートリアル11 ―交易の準備を始める

株取引を継続しながら、

 自動交易の準備を進めていきましょう。
 自動交易とは文字通り、AIに船を預けて1から10まで全自動で交易を行ってもらいます。
 以前お話したようにTCやAPでは戦闘ミッションや株取引で金策を行うこともできるのですが、X3での最も基本的な金策は交易です。

 ということで交易船が欲しいのでシップヤードに発注する必要があるのですが、恐らく今の状態だとシップヤードがあるセクターにまで自分で向かわなければなりません。毎回そうするのは考えただけでも億劫なので、今後のためにも交易を始める前に環境を色々整えようと思います。

Trade Command Software Mk3を手に入れる

 このソフトは全自動交易を行う上で必要となるソフトです。
 バニラだと50万Crぐらいだったはず、他のソフトに比べて高価ですね。
 売っている場所も限られており、Argon PrimeかOmicron周辺となると手に入る場所は以下の通りです。

Argon Prime周辺
 「Home of Light」のTerracorp HQで手に入ります。
 もし株取引のためSeizewellまで来ているなら、その途中に通ったセクター「Ceo's Buckzoid」のEquipmnet Dockでも入手可。

Omicron周辺
 PTNI Headquarterから北西にあるセクター「Two Grand」のEquipment Dockで購入可。

 Teladiは船以外ならRepの影響をほとんど受けることなく取引してくれます。このソフトも例外ではありません。
 上で挙げたセクター「Ceo's Buckzoid」も「Two Grand」もTeladi領なので、株取引の許可を得るためTeladi領に立ち寄っているならその間にこのソフトも購入しておくと良いでしょう。このソフトに比べれば交易船は何処でも手に入るので、先にソフトだけ調達しておき後で船に移せば手間が省けます。

Commercial Agent(CAG) ―ストレスのない工場経営のために

特徴

 工場の専属船をバニラよりも能率的に動かし、工場経営に伴う煩わしい手間からプレイヤーを解放してくれます。

 バニラの場合、工場の資源や商品の取り扱いには1品目ごとに最低1隻の船を必要とします。Aの商品を生産する上で必要な資源の種類だけ船を用意し、更に出荷にも別の船を充てなければならず、非効率なのが難点でした。
 更に困ったことに、工場用の輸送船はJump Driveを使用してくれないため商品の出荷が滞りがちになったり、出先で海賊等に襲われると逃げることもかないません。

 ですがCAGを導入すると、入出荷ともに1隻の船が担うようになります。資源や生産品ごとに船を用意する必要もありません。複数の船を用意すれば、彼らは工場の状況を観て資源を入荷すべきか生産品を出荷すべきか自律して判断します。
 また、Jump Driveもしっかり使用してくれるおかげで仕入れも出荷もスムーズに運びます。

 CAGは工場を経営する上で必須と言っても過言ではありません。

雑記20130612

X3のMODフォーラムを覗いていたら

 MOD関係の話題を扱う場所で、「このゲームのNPC、ミサイル撃ち過ぎ!すぐ死ぬじゃん!!」という主旨のスレッドが立っていました。普段であれば、いわゆる「板違いだよ」で済まされてしまうのですが、今回は親切な方が丁寧に答えていました。
 で、その返答の内容が

 これでもマシになった方なんだよ…。

 というものでした。

ミサイル今昔物語

 ミサイル周りの仕様は今と昔(初期の頃)とで結構違っていて、現在はプレイヤーに優しくなりました。
 どれぐらい違っているのか簡潔に比較すると、今は

ネーチャン「アラートアラートアラート―ミサイル クロージング」

 ぐらいなのに対し、昔は

ネーチャン「アラララララララララララララララ(略)」

 でした。ネーチャンが一言「アラート」と言い終える前に次のミサイルが発射されるため、冗談抜きにこんな有様でした。

 あんまりにも酷かったので、有志が「Reduced Enemy Missiles」という文字通りのMODを作るぐらいでした。幸い、今はミサイル周りの仕様が改良(正しくはNerf)されたため、このMODのお世話になる必要もなくなりました。

ミサイルで二度死ぬ

 ネーチャンがぶっ壊れるレベルで乱射してくるもんでしたから、M3が食らえば即死するBansheeミサイルなんかも容赦なくぶっぱされ、何度も何度も惨たらしくやられました。
 やっとの思いで敵を倒すと、連中が持っていたミサイルが亡骸代わりにその辺に転がります。それを見て思ったわけですよ、あいつらにコレをお見舞いしてやろうと。

 奴らもお馬鹿じゃないので、正面からミサイルが飛来すればしっかり迎撃します。タレットだって迎撃してきます。奴らに当てるには、PACやHEPTなど機銃の射程まで近づいて撃ち込むのが最も確実な手段になります。

 セクターを放浪しながら敵を見つけ、さっそく交戦開始。ミサイルを懐に抱え、相手の尻をとっても直ぐには撃たずにそのまま火器の射程距離まで距離を縮めます。
 射程に入った瞬間、スロットに満載したHEPTで相手の尻を叩きながら、あの忌々しいBansheeミサイルに憎悪をこめて発射しました。いつもいつも理不尽な即死を味わうプレイヤーの気持ちになればいいと思うよ!

  そして次の瞬間に私が見た光景が、

  これでした。

X3:AP チュートリアル10 ―株取引を始める

まずは、

 Teladiの株式取引所があるセクターに着いたら、早速取引所へドッキングしましょう。
 ドッキングが完了すると、機械音声のネーチャンが「Incoming Message」と言ってきます。
 画面左下のメールアイコンが点滅するので、それをクリックするか[Shift+M]を押して下さい。

 すると、このようなメールが貴方に届いています。
 「10,000Cr支払えば株取引に参加する許可を与えるよ」という旨なので、「Yes」をクリックしましょう。
 これで、貴方はTeladiの株取引に参加できるようになりました。
 (もし「No」を押したとしても、また取引所に入り直せば同じメッセージが届きます)

メールの確認について

 すっかり説明を忘れていましたが、これから先いろいろな理由でプレイヤーに対しメールが届くことがあります。今回のように機械音声でアナウンスがある場合もありますが、無い場合(※)もあるのでメールは定期的に確認する必要があります。


 あまり考えたくは無い話ですが、自分の所有する船が敵対勢力による攻撃などを受けて沈んだ場合、メールにその旨のログが残ります。

 自分の船が見当たらなくなったときはメールのログを漁ってみると大抵の原因が分かります。
 「どこのセクターで誰にやられたのか」を大雑把にでも把握しておくと、どの辺りが治安の悪いセクターなのかが分かるようになります。

Economy and Supply Trader(EST) ―ストレスのない自動交易のために

特徴

 X3:APの自動交易(ST/UT)は、なぜか緊急ジャンプを使用してくれません。
 TCでは海賊等に交易船が襲われた場合、緊急ジャンプで離脱した後に「襲われたからジャンプして逃げたよー」というメールをプレイヤーに送ってきます。ところがAPでは死ぬまで戦います。ジャンプドライブを積んでいるか否かも関係なく、彼らは売られた喧嘩を買って死にます。

 それが彼らにとって本望なのかどうかは定かでないですが、船の持ち主としては非常に困ります。そのため、APの世界では交易を行う上でこのMODか、もしくは「MK3 Improvement Reloaded」が必須になります。

 Economy and Supply Trader(EST)によって動かしている交易船は、襲撃を受けた際に緊急ジャンプを行ってくれるお陰で生存率が極めて高くなります。だけでなく、バニラだとセクタートレード(ST)からユニバーサルトレード(UT)に変更するにはプレイヤーが設定し直す必要がありましたが、ESTはパイロットの経験に合わせて取引可能なセクターの範囲を拡大、最終的にはほぼUT並みの広さへと自動的に調整してくれます(Trade Command Software MK3搭載時)。船を用意してあげれば、後は何もする必要がありません。

 ESTの作者Lucike氏は他にも多くのMODを作成されており、ESTも含めたほぼ全てのMODは根っこが同じです。
  gnasirator氏の「MK3 Improvement」もAPの問題を解消してくれるので、ST/UTだけならどちらもお勧めなのですが、工場経営用の交易船をサポートするMOD「Commercial Agent」も別途導入するなら、根幹が同じESTを導入することを推奨します。

Lucike氏のMODを導入する際の下準備

ボーナスパッケージに含まれるほど、

 Lucike氏のMODは素晴らしいのですが、残念ながらEgosoftの公式フォーラムからは現在ダウンロードできません。Lucike氏のMODを入手するには、氏が管理されているサイトからダウンロードする必要があります。

Skript-Kollektion(X³ Terran Conflict auf X Universum Info)
http://www.xuniversum.info/index.php?option=com_content&view=section&layout=blog&id=89&Itemid=160

 ダウンロードボタンを押し、Zipファイルをダウンロードします。
 このZipファイル内には、Lucikes氏が過去に作られた全てのMOD(最新版)が収められています。
 一部MODはEgosoftのボーナスパッケージに同梱されているのですが、バージョンが古くAPで正常に機能しないかもしれない可能性があります。
 なので、Lucike氏のMODを導入する際はこの一括ファイルから個別に取り出すことを強く勧めます。

ほぼ全てのMODを導入する上で必須となるMOD

 Zipファイルを解凍後、なかから「Befehlsbibliothek_X3TC_V3704」というファイルを取り出してください。ファイル名がドイツ語なので、少々探しづらいと思います。

 氏のほぼ全てのMODに共通する特徴として、船を動かすのに専門のパイロットを必要とします。「Befehlsbibliothek」はパイロットの情報を管理するためのMODで、ほとんどのMODはこのMODが無いと正しく動きません。

 逆に言うと、ほとんどのMODの根っこはこのMODと繋がっているので、MOD同士でパイロットの交換を行うこともできます。例えばESTで交易の経験を積ませたパイロットに、SRSでパトロール用の機体に乗せてパトロール活動を行わせる…というようなこともできます。


 話を戻しまして、 「Befehlsbibliothek」を取り出し解凍したら、中にある「scripts」と「t」フォルダをX3の「addon」フォルダ(x3 terran conflict/addon) に移して下さい。これで下準備は完了です。

 あとは、各々が導入したいと考えているMODを導入していけばOKです。
 (ダウンロードしたZipファイルに必要な物は全て入っているので、後々のために残しておくと良いですね)

X3:AP チュートリアル09 ―Teladi領へ

Teladi領を目指して

 まとまったお金ができたら、株取引で資産の運用を始めましょう。
 X3:TCはRに比べ戦闘(ミッション)による金策が楽になり、APは株の取引によってTCよりも更に簡単に資金を増やせるようになりました。大金を得るにはやや簡単過ぎるきらいがあるので、人によっては自分で縛る方もいるようです。(NPC Bailing Addonを導入している私も株のことを言えた義理ではありませんけどね)
 あまり簡単にお金が手に入るのは望ましくないと貴方がお考えであれば、株取引は飽くまで「こういう要素がある」という程度に流して下さい。

 どちらにせよ、五大種族の一つ「Teladi」はゲーム序盤のプレイヤーにとって貴重な取引相手になるので、彼らが住むセクターへ向かうとしましょう。

どうしてTeladi領へ向かうのか

 目的地までの道のりは長いので、今の間にTeladiという種族について説明しておきます。
 彼らは上で述べたように五大種族の一つで、とにもかくにも商売を好みます。彼らの共同体は国家というよりも企業に近く、Chairman Ceoが決定した方針に沿って運営されています。

 ゲーム内での特徴として、彼らとの取引にRepはほとんど影響しません。
 Fight Command MK2やJump Driveなど、購入するには一定のRepが条件となるソフトでも余所者のプレイヤーに対し提供してくれます。
 船だけは例外で他の種族と同様にRepが条件となりますが、Teladiの存在は貴重なソフトを序盤のうちに入手できる有力なルートとなります。

 それからもう一つ。Teladiは株取引に必要な条件が非常に緩いです。(10,000Cr支払うだけ)
 株取引は各種族それぞれ分かれており、株取引を行うにはその種族が提示した条件を達成せねばなりません。例えばArgonの場合だとArgon領内でステーションを建設することが条件となっており、序盤の貧乏時代に手を出すことはできません。

 それに対してTeladiは株式取引所で10,000Cr払うだけで許可が得られますから、手っ取り早くお金を増やしたいときはTeladiと接触することが早道になります。

X3:AP チュートリアル08 ―機体の鹵獲と修理

こんな状況で外出したくありませんねー、よく見たらこの人 胴から上が吹き飛んでますねー。

戦闘をしていると、

 たまに敵機のパイロットから通信が入り、命乞いのために機体を放棄することがあります。
 これは戦闘ミッション中に登場する敵機でも同様であり、以下の条件さえ満たしていればNPCが機体を「放棄」する可能性があります。

・プレイヤーが搭乗している機体と交戦していること
・シールドが消失し、装甲にある程度のダメージが入ると「放棄」の判定が行われる
・NPCが自分の意思で放棄するのはM5~M3(戦闘機)と、TS・TP(交易船)のみ

 敵機のシールドを剥いだあと、向こうから通信が入ってきたときは機体を放棄する合図の可能性が高いです。「船をやるから見逃してくれ…!!」とか何とかそんな旨を伝えてきますので、相手が話し終えるまでは一時的に攻撃を緩め、撃墜しないよう注意して下さい。
 思わせぶりな「振り」をみせておいて放棄しないときは、撃墜しちゃって良いです。

 たとえプレイヤーが所有する船でも、NPC同士の戦闘では放棄される可能性はありません。M6以上の戦闘艦なども、バニラでは向こうから放棄することは決してありません。その手の船は、欲しければ力ずくで奪い取る必要があります。

放棄された船の見分け方

 NPCの船の名前は、必ず「所属している勢力名+船の名前」で構成されています。
 ですが放棄されると「所属している勢力名」が消え、「船の名前」のみになります。
 たとえば海賊のNovaは「Pirate Nova」ですが、持ち主が機体を放棄すると「Nova」になります。
 

遺棄船の例。
 要するに、所属無しの機体は「所有者がいない=鹵獲できる」と見なして頂いてかまいません。
 詳しくは割愛しますが、この世界には最初から持ち主の存在しない機体も何機か散在しています。もちろん、見つけることができればそれはプレイヤーの物です。


 戦闘ミッション終了後、セクターマップ(.)を見てみるとさっき交戦していた敵機のなかに放棄された物が混じっていたりするので、特に混戦の後は「忘れ物」が無いかどうか確認すると良いです。

鹵獲作業を行う

 というわけで運よく相手が機体を放棄したなら、ありがたく頂戴するとしましょう。
 ですが船内からでは鹵獲が行えない(※)ため、外へ出て対象の機体に貼り付いて乗っ取る必要があります。


 まずは放棄された機体まで近づきます。できれば100m以内まで接近して下さい。
 それから[Shift+E]で外へ出ましょう。デフォルトのままだと船外へ出る際に確認のダイアログが出ます。(外へ出るたびに答えなければいけないのは面倒なので、慣れたらオプションでoffにすることをお勧めします)

 鹵獲するには大体40-30m付近まで近づく必要があります。船外での操作も機体のソレと変わりません。ただ、鹵獲して機体に戻るまでの間は無防備なのでご注意を。
 慣れて来たら、予め40m圏まで近づいてから船外へ出れば鹵獲作業も直ぐに終わります。 
 
40m未満まで近づくと、「Claim」ボタンが使用可能に
 放棄された機体をクリックするとメニューが開き、その際に条件を満たしていれば「Claim」ボタンが使用できるので、これをクリックすれば鹵獲完了です。(遺棄船のアイコンが緑に変わり、プレイヤーの所有物となります)
 では自分の機体をクリックし、[Shift+E]を押して戻りましょう。

 もし「System Override Software」というソフトがインストールされていれば、バニラ環境でも船内から鹵獲できます。ですがこれは違法品な上に入手できる場所が限られているため、ここでは詳述しません。

X3:AP チュートリアル07 ―依頼を請け負う

宇宙を放浪していると、

 このように、ステーションの右上に様々なアイコンが表示されていることがあります。
 これは、そのステーションで依頼が提示されていることを示しています。

 依頼は各地でランダムに生成され、その内容も様々です。たとえばステーションを襲撃してくる海賊の迎撃、目的地まで人や物資の輸送、ステーションの建設、中古船の販売…などなど。
 依頼のなかには割りに合わないものや、初心者の方には難しい内容もあります。序盤から請け負うことができて、かつ割りに合うのは戦闘系の依頼ですね。(後ほど少しだけ、戦闘系の依頼について触れます)
 戦闘系ミッションの目印はコレです。このアイコンが表示されていたら、冷やかし半分に内容を尋ねてみましょう。

依頼を請け負う

 依頼を出しているステーションに近づき(確か25km圏ぐらいまで接近すれば通信できたはず)、アイコンが出ているステーションを選択。メニューを開いて「Comm(通信)」をクリックします。
 すると、そのステーションに滞在している人と会話ができるので、戦闘に関する依頼を出している人物を選択しましょう。
 
 会話の選択肢が現れました。依頼について尋ねると、

 依頼の概要が表示されます。
 今回の場合は、依頼主がいるステーションの防衛ですね。
 依頼を請けると海賊等がゲートから現れステーションを攻撃しに向かってきますので、ステーションが破壊される前に連中を殲滅しなければなりません。