X3:APプレイ日誌11 -旅路の途中だよ

前回のあらすじ

 Teladi領で買い物をするため、まずはその道中に存在するBoron領を航行し始めた。
 Pirates Guild謹製のヤバイ巡航艦と出遭った。ついでにCaravelがまた粘着してきた。
 Boronの戦艦と互いに協力し、激しい戦いの末これを退けた。
 鹵獲したMakoが海賊に総スルーされた。

うーん

 分かっていた事とはいえ、目的地が遠い。この航海の間していたことといえば、眼についた海賊を勝てそうな相手だけ選んでコロコロしてたよ。

 ゲートに入る手前で停止している無防備な船とか、狙ってくださいって言ってるようなもんだね。そんな風に人を舐め腐ったような態度をとる奴らは漏れなくSilkwarm Missileで昇天だよ。Egosoftスタッフに存在を抹消されたBillion Barracudaの軍団と、せいぜい地獄でよろしくやっていれば良いさ。


 M4やM5の取り巻きはSilkwarmかDisruptor 1発で即死する。なので1対1に持ち込むのは容易い。
 僚機を失ったリーダー機がピィピィ鳴いて向かってくるから、 

 
 丁重にシールドを引っぺがしてやって、


  戦意を喪失させたところでミサイルぶちこんでフィニッシュ。


X3:APプレイ日誌10 ―Teladi領を目指すよ

前回のあらすじ

 ゲートに頭をぶつけ続ける可哀相なVentiたちを楽にしてあげた。
 でもよくよく考えたら無視しておくだけで解決する問題だったので、Ventiは死ぬ必要が無かった。
 Elena's FortuneでHadesとDemeterを鹵獲、中身の装備をNovaと交換した。
 シールドやソフトを買うため、金を積めば大体何でも売ってくれるTeladi領へ向かうことに決めた。

金があっても物が買えねぇってのは

 なんとも歯痒いもので。悶々とした気持ちを抱きながら北へ進む
 Elena's Fortuneを発ってまだ間もない頃、目の前で閃光が走るのが見えた。

Boron-M6駆逐艦Hydra
 どうやらBoronの駆逐艦が海賊の群れと単身で戦っているらしい。以前Boronの軍隊には、死ぬ秒読み前のところで助けてもらった恩がある。命の恩人の仲間が苦しんでいるところを黙って見過ごすほど、私も不義理ではない。ここは助勢に入るため、急行した。
 


  独りで全部片付けちゃったね。

 そもそも助太刀なんていらなかった 

X3:APプレイ日誌09 ―カルト集団と遭ったよ

ゴンッ、ゴンッ、ゴンッ、ゴンッ…………

前回のあらすじ

 海賊とキャンプをしてじゃれ合った。感動した海賊の一人が船をくれた。 
 Elena's FortuneでDemeter SFが落ちているのを知った。こんな奴らと遊んでいる場合じゃなくなった。
 Elena's Fortuneへ繋がるゲートでに走るVentiを見てしまった

たまにいるんだよね

 TCからとはいえ、私もそれなりにこのゲームを長く続けている。なので今まで色々な怪奇現象とか理不尽な死とか窮めて馬鹿なオートパイロットとか、まぁまぁ見慣れてはいる。
 別に今回の一件が突出しておかしいという訳でもないので、最初はちょっと戸惑ったけどすぐに頭を切り替えて冷静対応を始めた。
 こういう事態を見かけたとき、「X3 Cheat Scripts」は即席でデバッグを行うツールとして便利である。
 早い話が


なかったことにすればいい。


 ユーザーがどうにかできる次元の問題じゃない以上、臭いを塞ぐフタあれば十分である。


X3:APプレイ日誌08 ―キャンプするよ

キャンパー乙。

前回のあらすじ

 Elena's Fortuneで賊退治に励もうとしたけど一つ振るわなかった。
 仕方ないから南にあるSplit Fireでキャンプを始めた
 虫の息の海賊が最期に何か言ってたけどよく聴こえなかった。 たぶん褒めてた。


湧いた賊を片っ端からしばいていく

 ここら辺を航行している賊はM3にM4、M5が2-4機ぐらい追従している小規模な編隊がほとんど。だから先手さえ取ってしまえばNovaの敵じゃないね。たまに粘着質なアレが湧いてくるけど。

悪い悪い海賊さんはBillion Barracudasの餌にしましょうねー



  PRGでペチペチと死ぬまでお尻を叩いてあげたり、



 Disruptor Missileと命がけの鬼ごっこをさせてあげたり、



海賊さんたちがとても楽しそうにはしゃいでいたのが印象的でした。


X3:APプレイ日誌07 ―ゴミ掃除をするよ

鉄と硝煙がどうたらこうたら

前回のあらすじ

 Blastclawを売ってちょっぴりリッチになった。
 お金は増えたけど信頼されてなくて必要な物資が買えなかった。
 監視衛星でストーカーの存在を事前に察知した。
 Argonからの印象を良くするため、賊退治がてらElena's Fortuneを再び目指した。

悪い子はいねがー

 Elena's Fortuneに着いたらBlastclawが軍隊にボコボコにされていたので、私も強い方に加勢する。
KillSteal狙いの意地汚いSilkwarm Missileを食らえ!
 母体のCaravelは軍隊を無視しして西へのゲートをくぐり、私のいたセクターへ(はっきり言うと私のところへ)向かおうとしていたみたいだけど、失敗に終わったようだね。よかった、よかった。

 ところでElena's Fortuneの南、Split Fireは確か海賊領だったはずなんだ。でもいつも新規開始する度に、きまってParanid領になっているんだよね。ゲームが始まって割りと間もない頃に「Paranidの提督○○が××セクターを制圧しました」とメールが来るから、多分それがSplit Fireのことなんじゃないかなと思ってる。
 何にせよ、海賊どもはいつも南のSplit Fireからやってくる。なので残骸を回収しつつ、南のゲート付近で芋るキャンプすることにした。

 しばらくしたら、南のゲートに赤い敵性反応が現れたよ。
  
 どこかで見た記憶があるね、

 以前に私を失禁に追い込んだ奴だよ。


Salvage Claim Software ―鹵獲作業を楽に

誰ですか学校にXenon Pを持ち込んだ子は! 先生が罰として預かります!!

特徴

 このMODで追加される「Salvage Claim Software」を所持することで、

・船内から鹵獲できるようになります。外へ出る必要がなくなりました
・バニラだと鹵獲対象の40m以内に近づく必要がありましたが、その射程が5km圏まで伸びます
・Softを所持している船に、自動で鹵獲するよう指示することもできます(ISに限る)
・通常の「Claim」では鹵獲不可能なM6などの艦船も、無人であれば鹵獲できます
・System Override Softwareと違いIllegal品ではない為、所持していて罰せられることもありません

 ThisIsHarsh氏のMOD、NPC Bailing Addon」と相性が良いです。
 導入される際は是非併せてインストールすることをお勧めします。

X3:APプレイ日誌06 ―コネを築くよ

NovaにそっくりなM3戦闘機Venti。性能はVentiの方が上。

前回のあらすじ

 M3のNovaを手に入れたので、Busterから乗り換えた。
 Caravelに粘着されたからArgonの軍になすりつけた。
 Blastclawを手に入れた。売ったら良い値がつくのでArgonPrimeへ売りに行くことにした。


ArgonPrimeへ戻ってきたよ

 早速Blastcalwを売却した。お値段は550万Crぐらいだったかな。魔改造の程度やインストールされているソフトによって値段が結構上下するね。低いと400万ぐらいだから、今回は高い方。
 お金が一気に増えたから、レーダーとSilkwarm Missileを30発ほど購入。 
 SilkwarmはDisruptorと同じく対M3向けのミサイル。追尾性能はDisruptorに比べ劣るし、ターゲットを自律して変える機能も無い。だけど1発2,500Crと安価で手軽に入手できるのが魅力。それに軽いから沢山詰め込める。

 物資を調達し終わった時点での状況はこんな感じだよ。
 所持金が645万Cr、うひょー。これだけお金があれば贅沢ができるね。
 しっかしCombat Rankingが「Harmless(人畜無害)」て。ひでぇ言われよう。

 25MJシールドとかFight Command Software MK2とか欲しい物は色々あるんだけど、
 まだ信用が足りないらしくて買えなかった。
 奥の手でステーションにいる商人に尋ねてみたけど、



ロクなもん持ってやしねぇ。

X3:APプレイ日誌05 ―目的地に着いたよ

スペックが不十分なPCだと地獄と化すセクター、それがElena's Fortune

前回のあらすじ

 デジャブを垣間見た。
 なぜか勝手に増えていた偵察機と鹵獲した交易船を売り、Busterを強化した。

Elena's Fortune到着

 ここは海賊領に最も近いArgonのセクターで、軍事港や防衛施設などが配備されているのが特徴。このセクターを往来しているのはほとんどが軍の艦船や警察で、今までとは異なる物騒な雰囲気を醸し出している。
 ちなみに今まで見てきた海賊は大体ここを通過してきているんだ。要するに軍隊仕事してねぇってことだね。 まぁ開始直後だからまだ湧きが不十分なのもあるんだろうけどさ。
 Paranidとの国境宙域でもあるから、たまにParanidの軍隊が侵攻している光景を目にすることもある。大体のスタート条件でParanidと敵対していることなんて珍しいことだから、こっちは気にならない。せいぜい対艦ミサイルの爆風に巻き込まれて死ぬとか、そういうレアなケースぐらいかな。

さっそく掘り出し物を見つけたよ

 マップを埋めていると、おやおや何やら道端に落し物があるじゃないですか。

Argon-M3戦闘機Nova
 NovaはArgonの主力戦闘機、それが手に入るなんて実に素晴らしい。しかも海賊のNovaじゃなくてArgon軍の正規品。海賊仕様の機体は色々オミットされていたり、速度の代わりにシールド強度を犠牲にしていることが多いから、正規品に比べると手に入りやすけど扱いにくい。

X3:APプレイ日誌04 ―船を強化するよ

前回のあらすじ

 ミサイルを漏らして失禁しながら逃げていたところをイケメンたちに助けられた。
 二度と帰ってこない持ち主のために、責任をもって落し物の船を預かった。

南に下って再びPresident's Endへ

 それなりに時間も経ったことだし、例の交易船が放置されているPresident's Endへ再び向かおうと思う。現在地はFarnham's Legendに着いたところ。ちょうどPresident's Endの北にあたるセクターかな。ここまで道中いろいろ危なかったけど、普通はそうそうこんな災難に巻き込まれたりしないから、これから始めるニュービーのみんなは安心してね。

 のはずだった。


僕は、Centaurちゃん!(海賊)


 またかよ

X3:APプレイ日誌03 ―命あっての物種だよ

今回の主役こと私の命の恩人たち

前回のあらすじ

 意地汚い欲を出して死んだ。
 (前回President's EndをThe Wallの東と書きましたが、南でした。すみません)

―という夢だったのさ

 いけるかなー?と淡い希望を抱いていたけど、まぁやっぱり駄目だったね。 
 とりあえず引き返して、Argon Prime周辺の地図を埋めながら時間を潰そうか。
 あの船の事はもちろん諦めちゃいないよ。 

 The Wallに帰り、そのまま北を目指すことにする。
 Argon Primeの北の方にPower Circleという宙域があって、そこは交易船(ST)の養成に適した場所として有名。いずれお金ができれば船を走らせることにもなるし、予め場所を見つけておくことは無駄にならないからね。
 途中で広告を眺めたりしながら、無駄な時間を過ごしつつそのまま北へ。

X3:APプレイ日誌02 ―いきなり死んだよ

無関係な画像を貼る悪い子にはBillion Barracudasをぶつけましょう

前回のあらすじ

 生まれ落ちてまもなく、矮小で卑しい小銭稼ぎを目論んだ私は治安が結構悪くて有名なElena's Fortuneへ向かうことにした。

その道すがら

 Argon Primeの東に隣接しているThe Wallを抜け、更に東のPresident's Endに到着した。
 一見すると真っ赤な宇宙におどろおどろしい雰囲気が漂う場所なため、初心者の頃は「なんかヤベェとこに着ちまった…」と不安に曝される。が、現実で例えるとバスで通えるぐらいの距離の町かな。 要するに小学校卒業したての少年にとっては少し危険な(少なくとも本人にとってはそう感じる)場所であるが、分別のついた大人が客観的に観ればただの退屈で安全な場所である。



 はずだった。

僕は、Centaurちゃん!(海賊)

誰だてめぇ

X3:APプレイ日誌01  ―ゲーム立ち上げるよ

宇宙銀河規模でどうでもいい冒険が、今始まろうとしていた

とりあえず設定弄らないと…

 MODを色々入れるとゲームを開始する前に確認しなきゃいけないことが多くて大変。
 立ち上げたら早速XRMは導入完了のログがでたので、とりあえずCheat Scriptで無限セーブをonにして、それから魔法の合言葉を打ち込む。

 スペルミスに気付かず3,4回リトライしたけど気にしない。とにかくこれでMODを動かす支度はできた。一旦セーブして再起動。
  再起動後、CCmodのインストールが完了。さっさと他のMODの設定を調整していく。

NPC Bailing Addonの設定はこんな感じだよ。ブログで紹介した時と同じ設定だね

X3:APプレイ日誌00 ―日誌を綴り始めるよ

いっちょ生まれ変わります

APのバグの原因が概ね特定できたので、

 ゲームを仕切りなおすことにしました。ver2.5.3になってから既に一度仕切りなおしたのですが、原因を知る前だった為にゲームが軌道に乗り始めたところでラグの兆候が出始めました。
 というわけで、あまり書くことが無いこのブログの中身を水増しするためにもプレイ日記をつらつら書こうと思います。


遊ぶ上での条件とか目標とか

条件
・ゲームはCustomで始めるよ
 plot関係もmissionバグに関わってるくさいから、その辺を一切断ち切るためのCustom。
 もともとあんまりPlotに触れなかったしね。だけど所持金1,000Cr也。
 敵対種族がいないだけマシとはいえ、それなりにまぞい。

・ ミッションは一切請けないよ
 バグの主たる原因のため。もっとも請けなかったとしても飽くまで延命にしかならないみたい。
 ちょっと寂しいけど仕方ないね。 

・X3 Cheat Scriptsで「どこでも無限セーブ」は使用するよ
 これないと生きていけない。もうゲートで合体して即死とかステーションと合体して即死とか勘弁。

当座の目標
・死なないようにたくましくサルベージに励むよ。
・3千万Crぐらいの駆逐艦Hyperionを買うよ。
・1億5千万CrぐらいするTempest級の戦艦を買ってぶいぶい乗り回すよ。 

 偉大な先達のように、Dead is Deadで始めるとかSETA使わないとかは行わなず。面倒なのはCustomぐらいかな。それもMOD前提のプレイだから運次第であんまり関係ない気もしますが。

雑記20130128 ―X3:APが抱えるバグ

ラグを確認するために調整したArrow。その速度は脅威の4707m/s

TC時代に経験しなかったこと

 X3:APを長時間プレイされている方のなかには経験済みの人も少なくないのではないでしょうか。X3:APのプレイ時間が長くなると、散発的にラグのような画面のカクつきが起こり始めます。
 FPSも低下せず、SEやBGMも途切れないのに画面だけが一定間隔でカクつく現象なのですが、長らく原因が分からず終いでした。
 人気のないセクターへ行っても駄目、影響してそうなMODを個別に外しても駄目。共通しているのは長時間プレイしているデータで症状が顕れること、新規開始直後のデータでは一切起こらないこと、ほぼ同じMOD環境+今よりスペックの低いPCでプレイしていたTCでは経験したことがない、ぐらいでした。

 公式フォーラムを閲覧していると同じ症状に関する記事があったので読んでみたところ、大体以下の通りのようです。

Another slowdown reportより抜粋。訳はすっごくはしょりまくりの適当

I note that quite a few of the Tech Support threads concern the slowdowns in AP as time goes on. I've got the same problem. 

3 game days into my Humble Merchant start, with a decent sized complex in Argon Prime and another small one in Herron's Nebula, I've started off on the plot and I'm unable to hit any target around because my FPS in combat drop to well below 10, typically about 4FPS. 


Starting a new game without restarting the PC, and everything is as smooth as it goes.

訳:
プロット始めるとFPSすんごく下がる。
メニュー画面戻って新規ゲームで始めると元通りスムーズになる。ふしぎ!

雑記20130127

戦艦の主砲を浴びても何とも無かったよ。ところでどうすっかなこのブログ。

徒然と

 今回はMODを紹介するわけでもなく、いつも以上に中身の無い記事です。考えたことを書きなぐっているだけなのでスルー推奨。

今後紹介したいMOD

・Cycrow's Salvage Claim Software
 M6以上の艦船も主不在なら問答無用で鹵獲しちゃうよ。
 NPC Bailing Addonの姉妹というか、互いに依存し合っているMOD。

・Military Base Response revamp(MBR)
 軍隊と警察はちゃんと仕事なさい。そういうMOD。バニラは平和過ぎていけない。
 同じ志向性をもつMODにImproved Racesがある。でもこっちはスペックを結構食らうらしいのと、私が使った頃はバギーだったので結局すぐにMBRに乗り換えた。海賊セクターに立ち寄ったらXenonの大型輸送艦で埋め尽くされているのを見て怖くなったのでサヨウナラIR、コンニチハMBR。

NPC Bailing Addon ―サルベージに夢を

LAMEee...こんなの入りきらないよ…

特徴

 NPC同士の戦闘でも船が放棄されるようになります。(確率などを細かく調整可)
 オプションで、駆逐艦や戦艦など本来であれば戦闘で放棄されない艦船も放棄されるようになります。

 バニラだと、戦闘によってNPCが自律して船を放棄するのは、「プレイヤーからの攻撃を受け」且つ「M3以下の戦闘機と交易船」に限定されていました。このMODを導入すると、宇宙の各地で絶え間なく起こり続ける紛争の過程で主を失った幾つもの船が宇宙を漂うようになります。さすがに延々と漂われると宇宙が船で溢れかえってゲームが重くなるので、放棄されっぱなしの船は一定時間経過後にちゃんと自爆するようになっています。ご安心を。

 序盤の無一文時代でも、運がよければいきなり高価な戦闘機を入手できる機会に恵まれるかもしれません。オプション次第で非売品の船なども含めることができるので、宇宙を放浪していると思わぬ掘り出し物を見つけることもあります。

jc hud v1.1 for x3tc and x3ap ―Hudが洗練されます


特徴

 Hudをスッキリさせます。レーダーも変更します。
 更にオブジェクトごとに色分けしてくれるので、より識別しやすくなります。

 ミサイルはオレンジ色に変更されたので、混戦時も分かりやすくなっています。

 
 落ちているアイテムが色分けされたのでマップも見やすいですね。

レーダーも対象との高低差が分かりやすくなりました。

MARS Fire Control(MARS) ―タレットSUGEEEにするMOD

特徴

 大型艦に搭乗すると、大抵の戦闘で次の問題に悩まされることになります。

・偵察機や戦闘機に対艦砲を延々と撃ち続け、正面の艦船に攻撃しない
・友軍やステーションが密集している場所で無闇やたらに撃ちまくり、挙げ句に敵対される
・対艦向けの兵装をしているため、タレットではどうしても戦闘機を処理するのに時間がかかってしまう

 バニラでもタレットごとに指示を行ったり、武器を換装すれば一応解決できます。しかし、状況ごとにタレットを一々設定し直すのは面倒で現実的ではありません。MARSは、これらのストレスからプレイヤーを解放してくれます。主な特徴は次の通り。


・ホットキーにより、タレットは最優先で排除する対象をプレイヤーの指示の下いつでも変更する
   →逆に、ターゲットをタレットの攻撃対象から外す(無視させる)ことも可能
・相手のクラスに合わせた火器の自動換装。

   小型機には小型機向けの、艦船には艦船向きの火器を使用する
・中立&友好的なステーションがタレットの射程に入っている場合、FFを防ぐため攻撃を控える。

   友軍が射程にいる際はスプラッシュダメージがある火器は使用を控える様子
・指示があればタレットは即座に射撃を中止する。

   一定時間が経過するか、もしくは再び指示が無い限り一切撃たなくなる
・Droneの自動射出(任意で射出も可)、自動帰還
   →ミサイル迎撃等も自動で行うように
 

 バニラでこれらの動作を行うにはコマンド画面を開いてからタレット選んで…と何段階もステップを踏まないといけませんが、MARSはこれらの動作を戦闘中ほぼ全て自動で行います。

 「なんか色々面倒臭そう」という印象で割と最近までMARSを食わず嫌いしていたのですが、導入してみると「何でこのMODをもっと早く入れなかったのか」と後悔するほど素晴らしいMODでした。細かい設定も行えますが、設定を弄っていなくてもMARSは十二分に仕事をしてくれます。ですので、コルベット艦以上の艦船に乗り始めた方はこのMODを導入されることを強くお勧めします。

Minimal Hud ported to Terran Conflict

特徴

 画面内に映っている他の機体等のオブジェクトを囲う枠(Hud)を目立たなくします。
 細かい違いは以下の通り。(左がMOD、右がデフォルト)
 

・ターゲット以外のオブジェクトは四角の枠が消えます 
 










No Fog Fake Patch X3AP ―ガスを取り除いてFPS改善

ArgonとTerranの紛争宙域で有名なCircle of Labour。ご覧の通りFogが消えてスッキリ

特徴

 特定のセクター内に充満するガスを消去します。
 視界を遮るガスは宇宙空間の演出としては有り難いのですが、同時にFPSを低下させる要因でもありました。特に船が多い宙域でSETAを行うと、その影響が顕著にでてしまいます。
 このMODはガスを取り除くことで視界を良好にするだけでなく、FPSの改善にも繋げてくれます。

よく分からないX3シリーズの解説


 今現在「X3」と名のつくゲームは3つ存在しており、これからX3を始めようと思う方がまず最初に悩むのは「どれを買って遊べばいいのか」という点だと思います。簡単に大別すると、

・ストーリーもある程度楽しみたいよ →TCをどうぞ
・ストーリーはあまり興味ないよ、とにかく好き放題遊びたいよ →APをどうぞ
・一からストーリーを知りたいよ →Rをどうぞ

 になるのですが、「Rをどうぞ」と書いたものの正直なところストーリーに強い関心があっても今からReunionを始めるのはお勧めしかねます。クセの強いUIと格闘しながら進めないとならない事と、このゲームは時間がかかるという理由から、後悔しかねません。(むしろX-Universeシリーズの背景やストーリへの関心だけで判断するならば、X3の前身であるX2の方がより理解しやすいかも)
 いま始めるならTCかAPのどちらかを選んだ方が無難です。ただしAPで遊ぶにはTCも必要になるので、そこだけ要注意。
 
 以下、X3シリーズの全然役にたたない解説。

X3:Reunion(R)

 元祖X3。無印X3とは厳密に言えばReunionを指すのかもしれない。
 X2の時点で屋台骨は既に出来上がっていたので、X3:Rはそれを踏襲してグラフィック面などを昇華した形となっている。しかしUIはまだ洗練されておらず、すごくとっつきにくかった。(らしい。私はR未経験なので飽くまで伝聞)
 先達が遺した知恵をネットで漁ってた頃、彼らのUIに対する嘆きが尋常じゃないほど散見されたことから相当クセが強かったそうな。

 この頃に登場したX-Tended MODが、後のTCへの礎となる。

X3 Rebalance Mod (XRM) ―X3をより活劇に


特徴

 X3:APのゲームバランスを変更する大型MOD
  ・ほとんどの戦闘機、艦船がバニラよりも速く(M7以上の大型艦はほぼバニラのまま)
  ・一部のM6、M7などは戦闘機並の運動性も獲得
     先生助けてっ! XenonPちゃんが息をしてないのっっ!!
  ・火器の威力が変更され、クラス間の体格差がよりはっきりと表れる
     →M3がM6に1on1で勝つのはかなり難しくなりました
  ・種族ごとに装備できる火器もかなり限定される
     →種族間で傾向に違いはありますが、極端な不公平はありません
  ・一部火器に存在していた弾薬の概念がなくなる
     →NPCが弾薬切れで火器を使えない、という事態もなくなります
  ・M6以上の艦船は、大半が小型の戦闘機や輸送船を艦載できる
     →大体のM6はM5を1機、M7以上はM3が2機とM6&TSを1隻搭載できます
  ・TL、TSクラス等の輸送船はシールドが増強される
     M6並のシールドを所持する交易船がざらになります

  ・更に新たな船や派生型を追加
     →同型艦より装備できる火器の種類が減る代わりに、
       シールドとタレットが増強され対戦闘機に特化したSentinelモデルの登場など
  ・ミッション報酬の修正、ソフトウェア代金や船のアップグレード料金の高騰
      「とりあえずソフト全部つっこんどくか作戦」を何度も実行していると破産します
  ・懸賞金がかけられている対象を倒すと報酬が貰えるように(要ライセンス)
      コルベット艦1隻で数十万Cr、駆逐艦だと200-300万Crぐらい貰えます 
  ・JumpDriveはXLサイズになり、M3以下は装備できない
      →TM船の存在価値がますます上がるよ! 
  ・Docking ComputerはXXLサイズになり、M6以下は装備できない
      →Jesus....。一応オプションファイルでSサイズに戻すことも可


 他にも幾つか新しい要素が加わっているのですが、さしあたりバニラとの主だった差異は上述した通りです。他の要素については末尾に個別で書き出そうと思います。
 バニラから乗り換えると、戦闘機の主力兵器だったHEPTが行方不明(ほぼParanid専用の火器になった為)だったり、準主力だったPACでM4やM3を落とすのも大変になっていたり、なぜかXenonPの尻にタレットが生えていたり、新しい環境にかなり戸惑うと思います。特にM3以下の戦闘機で生きていくのがバニラに比べ厳しくなっているので、バニラでM3を乗り回していた人にとってXRMの世界は結構シビアに映るはずです。
 
 M3での戦闘がバニラほど簡単ではなくなったため、正直なところ序盤の段階ではXRMに対する印象はあまり芳しくありませんでした。印象が好転したのはM3での限界を感じてM6に乗り換えてからですね。バニラだと敵として以外に記憶があまりなかったM6ですが、XRMでは機動性の向上に伴い、快適なプレイを提供してくれる優れたクラスになっています。
 バニラでは装備する火器が種族に関係なくほとんど同じだったことと、何よりPBGがゲームバランスを大きく損なっていたことが不満でした。コルベット艦やフリゲート艦すらM3単機で落とせるほど凶悪な火器にもかかわらず、その辺の海賊が装備しているためにストレスを感じる方も少なくなかったと思います。私はそれが嫌でTCではCMODに乗り換えたクチでした。 

 戦闘機から戦艦まで乗り回した上での最終的な感想は、バニラに比べ遥かに優れたバランスでまとまっています。火器が画一化され過ぎないこと、様々な船が戦場に登場すること、強大な敵を打ち倒した際の“見返り”がはっきりと約束されていること、大型艦同士のビームキャノンの応酬が格好良いこと等々、殊に戦闘バランスでの不満が軒並み解消されています。
 バニラにおいて、いわゆる“強機体”として存在していたM6+などの機体はほとんどバニラのままなので、新しく登場したSentinelモデル等に対し見劣りするのが少々残念ですが、敢えて挙げるならそれぐらいの不満ですかね。

 XRMは導入後にNewGameで始めないと適用されません。なのでバニラを一通り堪能し、心機一転して再び一から始める予定の方にはこのMODの導入を強くお勧めします。逆に、始めたばかりの方にはお勧めしません。序盤の戦闘が辛いこと、ソフトウェアの代金が高騰していることなど、序盤にける金策の目途がたっていないと貧乏暮らしが冗長化してしまうためです。

戦闘BGMを変える

 ヘエーエ エーエエエー エーエエー ウーウォーオオオォー ララララ ラァーアーアーアー

特徴

 ・自分の好きな曲を用意して自分でBGMを差し替えます。(mp3形式が条件)

 X3:APは良い戦闘曲が追加されていてバニラのままでも素敵なのですが、戦闘を重ねるにつれ気分転換がしたくなります。なので自分の好きなゲームの曲やらを差し替えましょう。
 解凍・再圧縮の必要もなければ、特殊なフォーマットに変換する必要もありません。mp3であればそのまま入れ替えるだけで簡単に変更できます。手軽なのが非常に良し。

MOD導入の手引き ―導入方法の基本について

 MODを導入する上で基本となる手順を解説します。
 これについてはX3:TC日本語wikが丁寧に解説してくれているので、そっちを参照した方が理解は早いと思います。

MODを導入するための2種類の形式

 X3のMODはspkファイル形式と、非spkファイル形式の2種類に分かれています。
 作者によってMODはspkのみ、spk&非spk両方、非spkのみ用意されている場合があるので、その時々で導入の手順を使い分けないといけません。(大げさに言っているだけで、導入手順そのものは至極単純です)
 spk形式のMODはツールが必要になるので、とりあえずそれをインストールしましょう。

まずはPlugin Manager Liteを入手する

 spkファイル形式のMODは、全てこのツールを使って導入します。
フォーラムでこれを押すだけ、実にシンプル

 X3公式フォーラム―Plugin Manager (Author: Cycrow)
 http://forum.egosoft.com/viewtopic.php?t=265915


 ※インストール時の注意点
 インストールする際、アドレスに2バイト文字を含まないよう注意して下さい。 
 アドレスのどこかに2バイト文字が存在すると、Plugin Managerが起動しません。
 (エラーを吐いて起動しない時は原因がほぼこれです)
  これさえ気をつければ、インストール先はどこでもいいです。

 インストールが完了したら、 XPluginManager.exeを起動して下さい。
 早速ですが、まずメニューバーの「Setting→Mode」を開きます。
 するとデフォルトでは「Vanilla」にチェックが入っているので、 「Modified」に切り替えます。

  
  これでspk形式のMODを導入する準備が調いました。