Player Workshops ―ソフトウェアの調達が楽に

特徴

 プレイヤーが所有するEquipment Dock、Trading Station、Hub及びHQで各種ソフトウェアを購入できるようになります。(その他、M1やTLにドッキングすることでも可)
 ソフトはバニラ由来の物に限り、MODで追加された物は含みません。
 ついでに船体の改造もプレイヤーの港で行えるようになります。

 バニラ環境だとJump Driveを販売している場所が非常に限られており、莫大な資産を有する頃になっても煩わしさがつきまといます。特に交易船はJump Driveを必要とする場合が多く、ソフトの調達のために艦載機を載せた空母などをステーションまで走らせるか、妥協してJump Driveが販売されているセクター周辺のシップヤードで交易船を発注するか、そのどちらかを選ばざるをえませんでした。

 ですがこのMODを導入すれば、Jump Drive入手のためにかかる手間から解放されます。
 例えば頻繁に利用するシップヤードの近くにEquipment Dockを建てておくと、そこでJump Driveを含めた必要なソフトのインストールを済ませることができます。

X3:AP チュートリアルB04 ―フレンドリーファイア

敵の敵も敵

敵味方が密集していると

 どうしても避けられない問題として、味方への誤射(フレンドリーファイア、以下FF)が挙げられます。
 1回FFした程度ではNPCも許容してくれるのですが、同じ相手に2度も3度もFFを重ねてしまうと敵対されるだけでなく、その勢力のRepが低下してしまいます。
 特に、ステーションは敵対してしまうとドッキングを拒否されるようになるため、ステーションの近くで戦闘が始まった場合は慎重に対処する必要があります。(敵対したステーションとの関係を元に戻す方法もありますが、非常に手間がかかります。なので、個人的にはステーションと敵対してしまった時点でロードして仕切り直すことを推奨します)


様々なFF

 FFのケースも色々あります。
 いずれの場合も、与えたダメージではなく「回数」でNPCは敵対行為か否かを判断してきます。
 例えば、ステーションの頑丈なシールドに小型機の機銃を撃ったところでヒビ1つ入りませんが、3,4回も当てれば敵対されてしまいます。くれぐれも、流れ弾が当たらないよう注意して下さい。

友軍機を誤射した
 最も分かりやすいケースです。
 誤射をしたら即座に相手へ通信を行い、謝罪すれば大体許してもらえます。

味方ステーションを誤射した
 防衛ミッションなどで起きやすいです。
 採掘場はアステロイドが丸ごとステーションの扱いになっているため、流れ弾がアステロイドに当たっただけでFFと見なされます。アステロイド周辺で戦闘をする際は、射線上のアステロイドが採掘場か否かを確認してから射撃を行うよう注意する必要があります。

友軍機に衝突した
 大型艦は周囲の状況が確認しづらいため、衝突事故を起こしてしまうことがあります。
 船を回頭する際は、F2キーを押して周りを確認してから行うクセをつければほぼ避けられます。

 ただ、どんなに注意をしていてもゲートから出た直後の衝突事故だけは避けられません。ゲートに入るため順番待ちをしていた交易船を、そのまま轢死させてしまうことも偶にあります。後味は悪いですが、幸い不可抗力なので交易船をひき潰した程度ではRepに深刻な影響は与えません。

 何より怖いのは、ゲートで発生する大型艦同士の衝突です。ほぼ同じタイミングでジャンプアウトするとゲート内で互いにスタックする形となり、必ずどちらかが轟沈します。この場合、Repが低下するだけでなく、こちらが生き残っても装甲やシールドに深刻なダメージを負うこととなり、もしそのままゲート付近で戦闘が始まれば窮めて不利な状況を強いられることになります。

 逆に小型機に乗っている場合、衝突で敵対されたり評判を落とすことは稀です。大抵の場合、衝突によってこちらが爆散するためです。

友軍機の近くでミサイルを迎撃した
 上の3つに比べれば滅多とない話ですが、一部の対艦ミサイルを迎撃した際に発生する衝撃が味方にダメージを与えた場合、FFとなります。友軍艦を狙っているミサイルを親切心から迎撃しても、その衝撃が友軍艦に触れればお叱りを受けるので注意して下さい。ミサイルが直撃して深刻なダメージを受けるよりは余程マシだと思うのですが、これもFFになります。
 衝撃が友軍艦に届く距離までミサイルが接近している場合、こちらに迎撃できる用意があっても怒られるので迎撃するべきではありません。

X3:AP チュートリアルB03 ―打倒コルベット

プレイヤーを阻む最初の壁

 序盤の戦闘ミッションや遭遇戦を通して、小型機同士の戦闘は大分慣れてきたと思います。
 海賊やXenonのグループに遭遇した際などは、相手の数が多くて不利な状況を強いられたこともあったかもしれません。ですが相手も小型機なら1機1機の戦力は知れているので、リトライすればそのうち何とかなります。

 そうしてこの世界に慣れてきた頃、初めての苦戦を経験することになるのがコルベット(M6)との戦闘です。コルベットは戦闘ミッションで登場する最初の「戦闘艦」であり、コンバットランクの上昇(戦闘を重ねることで上がる)に伴い出現するようになります。

 ただの遭遇戦なら無視して逃げれば良いのですが、戦闘ミッションでは1対1で挑まなければならない状況も出てきます。
 こちらも同格のコルベットに搭乗していれば相手の尻をとった時点で勝負が決まるため脅威ではありません。ですがコルベットが厄介なのはプレイヤーがまだM3に乗っている早期の段階で出現する点で、こちらは小型機・向こうは最小クラスとはいえ戦闘艦という理不尽な戦いを強いられます。


相手のタレットを把握する

 コルベットにせよフリゲートや駆逐艦にせよ、戦闘艦と対峙した際は相手のタレットの位置と数・それから船に搭載できる武装を確認することです。脆弱な部分や、極端な場合は死角が存在する戦闘艦も珍しくありません。

 例えば、M6のCentaurの派生モデルであるHeavy Centaurは防御力とタレットの数においてCentaurを上回りますが、船体の腹部に明確な死角があり、そこに密着されると一切の反撃ができません。逆にCentaurは左右タレットの可動範囲が広く、上をとっても下をとってもCentaurから反撃を受けます。

 小型機にとっては死角の無いCentaurの方が脅威であり、M6のなかでも上位にあたるM6+が必ずしも優れているとは限りません。M3の場合、M3+はほぼ全てにおいて平凡なM3を凌駕しているのですが、戦闘艦はカタログスペックだけでなく、船体に存在する死角とタレットの可動範囲を考慮に入れなければなりません。
 翻せば、これを念頭に入れておけば戦闘機でもコルベット相手に勝機が生まれます。 

X3:AP チュートリアルB02 ―ミサイルへの対処

ミサイルの被弾は主要な死因の一つ

 互いに万全な状態であれば、戦闘は両者が視認できる距離に近づく前からミサイルの応酬によって始まります。もっとも、NPCは生成した時点でミサイルも一定量所持しているのに対し、プレイヤーは自前でミサイルを調達する必要があるので、物資が不足しがちな序盤は一方的に撃たれることが多いです。

 それに加えてミサイルの種類もかなり多く、戦闘中にミサイルアラートが表示されたところでそのミサイルの性質を把握するのは難しいです。なかには小型機を一発で即死させる凶悪な物も当然含まれる上に、NPCは相手が小型機だろうが1発数万Crもする対艦ミサイルや魚雷を躊躇無く発射してきます。

 とにかくミサイルによる即死が珍しくない世界ですので、性質を理解した上で対処を固める必要があります。


後部にタレットが搭載されている機体に乗り換える

 できるだけ早い間に行っておきたい対処策の一つとして、後部タレットを搭載した機体への乗り換えが挙げられます。タレットは射程に入った敵機やミサイルを自動で迎撃してくれるので、戦闘中にミサイルを撃たれても、後方から接近するミサイルはタレットが対応してくれます。
 タレットによるミサイル迎撃は100%確実という訳ではありませんが、しかし後部タレットが有るか無いかで生存率は格段に違ってきます。

 出自次第では、初期機体がM4やM5の場合があります。これらの機体はほとんどが後部タレットをもたず、ミサイルに対し非常に脆弱です。それに対し、同じ小型機でもM3には後部にタレットが付属している機体が多いです。お金が貯まり次第、そこそこのシールド(25MJシールドを3基以上搭載できる機体が望ましい)と後部タレットを搭載した機体をみつくろい、乗り換えましょう。

X3:AP チュートリアルB01 ―小型機で戦う際のセオリー

多勢に無勢のときは逃げの一手

 この世界のNPCとプレイヤーの違いは、文字通りプレイヤーが操縦しているかどうかぐらいしかありません。いわゆる主人公補正が全く無いので、プレイヤー側が不利な状況であればそれを打破するのは困難となります。

 ターゲット選択の仕様がお世辞にも良くないので、多数の敵機に囲まれた際は特に脆くなります。1機1機的確に潰せば勝てる状況でも、狙いたい敵機を即座にターゲットしてくれないために対処が遅れて敗れることも珍しくありません。 もたついている間に集中砲火を受けたり、死角からミサイルを飛ばされるので、向こうが弱くても数が多いなら戦闘は避けるべきです。仮に競り勝って生き延びたとしても、金欠の序盤に装備品を破壊されたら大赤字ですしね。  
Kha'ak Cluster
 ついでに、こういう形状の機体が安全なセクターの外れをフラフラと飛んでいることもありますが、初見殺しの一つなので序盤は絶対に手を出すべきではありません。もし興味があるなら事前にセーブをとってから挑んでみてもいいですが、十分な装備が調っていないと多分後悔することになると思います。