X3:AP チュートリアル15 ―船団を管理する

所有する船が増えてくると、

 ステーションに路駐しぱなっしでそのまま存在を忘れてしまっていたり、シップヤードで売却するためにオートパイロットで送ったものの肝心の売却を忘れてしまっていたりと、色々見落としがでてきます。

 航行中は目的地に着くまで暇な時間を持て余すことになるので、その間にリスト(Rキー)を見ながら船を売買したり、指示が必要な船には指示を出すなど、船や工場の管理を行うことが多くなります。


船団の一覧を開く

 前述の通り、デフォルトではRキーを押すことで所有する船や工場・雇用している海兵隊の一覧を見ることができます。

 管理画面では、船や工場の状態・所在地、現在実行中のコマンドなどを確認できます。
 また、各船や工場をクリックしてメニューを開くことでその船や工場が存在するセクターマップを覗いたり、指示を出すこともできます。

 自動交易中の船がステーションに何時間も留まったまま動いていない時など、気になるときはセクターマップを開いて様子を見ると良いです。バニラの自動交易の場合は多分起きないはずですが、ESTやCAG船は危険を察知するとステーションに留まってやり過ごそうとします。
 極めて稀なことですが、安全なセクターでもKha'akのM1・M2クラスが出現することがあり、NPCの迎撃部隊だけでは対処しきれない場合もあります。そうなると次の迎撃部隊が来るまでKha'akが野放しにされるため、こちらの交易船も出るに出られなくなります。そのような状態に陥った際は、プレイヤーが出向くか、もしくは処理できるだけの戦力を投入する必要がでてきます。

X3:AP チュートリアルB07 ―大型艦に搭乗する

大型艦の入手は一つの到達点

 M7やM2・M1クラスの艦艇は、その巨大な体躯に相応しい火力と防御力を備えています。
 戦闘機やコルベットとは大きさも火力も次元が異なり、購入するには莫大なコストと諸勢力からの厚い信用を要求されます。それだけに、大型艦を手に入れることはこのゲームの一つの目標と言ってもいいぐらいです。

 反面、その図体の大きさのために運動性は低く、戦闘機のように自由に飛び回ることができません。また、慣れない間は自分の身体の大きさに馴染めず、付近の船や出港直後の際にステーションと衝突することも珍しくありません。戦闘では集中砲火を浴びない限りそうそう沈まないため、航行中に事故に遭って死を経験する方が早いぐらいです。

 M7よりも更に大きいM2・M1クラスはMainGunをもたず、兵装は全てタレットによって構成されています。そのため戦闘中は終始タレットに攻撃を任せ、プレイヤーは操舵しながらミサイルを乱射するなり、3人称視点に変更してタレットが敵を殲滅していく様子を眺めたりと、操作量自体は小型機やコルベットよりも少ないです。
 
 戦闘の難易を比較すれば、一度の判断ミスやミサイルの迎撃漏れで即死するリスクを抱える小型機の方が大型艦よりも遥かに難しいです。一方、大型艦は戦闘よりもゲートアウト直後の事故死などで頭を抱える方が多いため、戦闘よりも航行で難儀するクラスと言った方が適切かもしれません。

X3:AP チュートリアル14 ―Encyclopediaで入手先を探す

お金があっても、

 欲しい物が何処で売っているのか分からない事は珍しくありません。かといって広大な銀河のなかから虱潰しに探すのも現実的ではありません。そんな時にお世話になるのがEncyclopediaです。
 
 画面左上のPersonalメニューからAdvancedタブを開くと、Encyclopediaがあります。
 貴方が航海の途中で見てきた船やアイテム・既知のステーションや勢力に関する情報などがここに蓄積されており、いつでも閲覧することができます。

X3:AP チュートリアルB06 ―ISとOOS

RTSのはじまりはじまり

インセクターとアウトオブセクター

 X3では、プレイヤーがいるセクター(in Sector、以下ISと略)とそれ以外のセクター(Out of Sector、以下OOSと略)とで処理が異なります。簡単に言えばOOSの処理はISに比べ簡略化されており、そのためにISとOOSとで戦闘の結果などが異なる場合も有り得ます。
 OOSの特徴については知っておくと役に立つ面もあるので、このページではOOSについて説明します。

OOSの特徴

・オブジェクト同士の衝突判定が無い
 船同士が重なってもぶつかりません(沈みません)。
 ISだと、往来の激しいセクターのゲート前は混雑していることが多いですが、OOSではゲートへ入る際にルートの調整をする必要もなく、順番待ちをすることもないのですんなり行き来ができます。

 前線に大型艦を投入する際は、先行させてゲートから離した後でプレイヤーも同じセクターに入れば、ゲート付近で発生しやすい衝突事故を防ぐことができます。

・FFが無い
 衝突判定が無いので、FFも発生しません。

・Valhallaもゲートをくぐることができる
 その巨体のためにISではゲートをくぐろうとすると轟沈してしまうValhallaも、OOSでは難なく通ることができます。

・ISの環境下よりもステーションや空母へ素早く入港・着艦できる
 通常、オートパイロットによるステーションへのドッキングでは速度を調整しながらガイドビーコンのルートに入り、それから徐行をしながら入港します。
 OOSの場合は、ステーションの「座標」に重なるだけでドッキングが完了するため、ドッキング時に減速することもありません。空母へ着艦する際も同様です。


 例えば画像に映っているシップヤードに船を送った場合、ご覧の通りISだと迂回してから入港します。対してOOSの場合は入港時に位置を調整する必要がないので、そのままシップヤードまで直進します。
 ステーションに速くドッキングさせたい時は、プレイヤーは他のセクターに退去した方が効果的です。 

・OOSではラウンド制の戦闘になる
 ISにおける戦闘では両者の位置取りも勝敗に関わってきますが、OOSでは両者の火力/防御力が大きく影響します。詳しいルールは「X3:Terran Conflict Wiki Japan」で有志が解説して下さっているので、そちらをご覧下さい。

  X3:Terran Conflict Wiki Japan ―IS,OOS
   http://x3tc.nefilm.net/index.php?System%2FIS%2COOS 


OOSを活用する

 プレイヤーの戦力が大きくなれば、M7やM2などの大型艦を戦場に投入する機会も出てきます。 その際に最も怖いのは、大型艦がゲートアウトした直後に発生しやすい衝突事故による爆沈です。
 「船がゲートアウトする→直後に別の船がゲートアウトする→合体→爆沈」というパターンは、ArgonとTerranが熾烈な戦いを繰り広げる最前線の宙域などでしばしば見かけます。大型艦が頻繁に出現するセクターでは、プレイヤーも惨事に巻き込まれることが珍しくありません。

 なので、そうした前線に大型艦を飛ばす際は先ずプレイヤーよりも先に大型艦を向かわせた方が賢明です。船がゲートから離れた後にプレイヤーも飛ぶことで、ゲート付近の不幸な事故は概ね回避できます。

 鹵獲機の回収時も、安全が確保できているならプレイヤーは極力退去してOOSにした方が迅速に進みます。回収に時間をかけ過ぎると新手が現れかねないので、必要な指示が済んだらプレイヤーは他所のセクターから見守った方が良いことも多いです。 

 「OOSを活用する」 と仰々しく書いたものの、要するにOOS環境下でのオブジェクト同士の衝突判定が無いことを利用するというシンプルな話ですね。この点だけでも憶えておくと、この先色々な機会で役に立つと思います。

X3:AP チュートリアルB05 ―ドローンを活用する

安価で優れた撹乱効果を発揮するデコイ

 ドローンは非常に安価な自律兵器です。M3やM4に比べると耐久力も火力も乏しく価格相応の兵器ですが、アイテム扱いなので戦闘機の小さなカーゴにも収容することができます。戦闘機でも運用できるのは大きなメリットですね。
 戦闘時は大量にばら撒くことによる撹乱が主な用途で、高価なMk2やKerisを何十機も用意できれば火力も多少は期待できます。ただし実質使い捨てなのと、かかるコストを考えると勿体無いため、資金が有り余っているような状況でも無い限り普段使うのは最も安価なMk1(Fighter Drone)です。
 
Terran製のドローン、Keris。
 ドローンは購入した時点で武装が施されており、これを変更することはできません。
 Mk2やKerisは主にM3・M4が用いるPACやEMPCを搭載しており、更に申し訳程度ですがシールドも付属しています。無人機ながら、上位モデルのドローンはM4に近い程度の火力を持っていますね。

 逆にMk1の武装はIREだけで、シールドもありません。そのため非常に貧弱ですが、代わりに機動性がMk2等よりも遥かに高く、撃墜されにくいため意外としぶとく生き残り続けます。
 上で述べた通り、ドローンに求めるのは敵の殲滅ではなく撹乱なので、この場合はMk1の方が使い勝手に優れます。何より安いのでお財布に優しいです。