X3:APプレイ日誌52 ―LXの値段おかしいよ

前回のあらすじ

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大分前に、

 「Argon PrimeからOmicronへ通じるルートは複数ある」という話をしたことを憶えていらっしゃるだろうか。複数ある選択肢のうち、「Legend's Home方面からOmicronへ辿るルート」があると言った。

 そのルートがこれ。Legend's Homeより少し手前のAladna Hillから南に向かい、途中で北東を目指すと、Omicronに着く。
 どっちにしてもXenon Sectorが障害となるのは変わらないにせよ、私が紆余曲折経て辿り着いたルートに比べれば、ああ随分と近かったんだね。

 今現在、私はXenon Sector 347の手前にあるScale Plate Greenにいる。Xenon Sectorを渡った向こう、Eighteen Billionには私自身は一度も行ったことがない。では誰が行ったかといえば、適当に撒き散らしていたM5の群れの1機である。彼が追尾していた偵察機もろとも、運よくXenon Sectorを抜けたらしい。
 Eighteen Billionより先が開拓されていないのは、運よくXenon Sectorを抜けた後に海賊なりに撃墜されたか、追尾対象がまたXenon Sectorへ戻ってもろとも撃墜されたか、そのどちらか。


せっかく発見してくれたのに

 Eighteen Billionは発見済みなんだけど、肝心のゲートが未発見扱いのためEighteen Billionに飛べなかった。
 M5を適当なNPCに追尾させて開拓する方法はかなり有効なマップ開拓手段になる。それは確かなんだけど、プレイヤーがM5を銀河図から俯瞰していないとセクター内の詳細は開拓されない欠点がある。つまりセクター自体は発見できても、セクター内の工場等は見えないということだね。 
 ところが更にややこしいことに、常にそうなるとも限らない。プレイヤーが俯瞰していなくても開拓できている場合もある。ゲートに関しても同様で、発見済みの場合もあれば未発見の場合もあって、その再現性が私にも分からない。

 ともかく、今回はXenon Sectorの向こうにEighteen Billionというセクターの存在があることが分かっただけで、そこへ辿り着くには自力で向かうしかない。
 なので、またCを待機させてArrowで飛ぶことにした。もちろん、行き先はXenon Sector。
 以前Chimeraで抜けたときと違い、MDMも使えなければタレットも無いけど、速度が段違いなのでミサイルに追いつかれる心配はない。ただし流れ弾1発で身体は弾け飛ぶので、調子に乗らないよう用心だけはしておく必要がある。 

お邪魔しますー

 入って早々、Teladiの軍艦がXenonの艦隊に取り囲まれて虫の息になっていた。
 けど今の私にはどうすることもできないので、無視することにした。

 これはXenon Station。ここでXenonのテクノロジーを高めるための研究が行われているらしい。一体何を実験材料にしているのかは知らない。たぶん知らないほうが良い。

 こっちはXenonの造船所。毎日ここで大小様々なXenonが生まれている。

 Xenonの造船所は単なる飾りではなく、ちゃんと売買できる。しかもクレジットで。
 元はテラフォーミングのために生み出されたとはいえ、今となっては生きとし生けるもの全てを抹殺することが彼らの唯一の存在理由なので、普通はXenonと交渉することはできない。だけどXenonスタートでプレイした場合や、Cheat ScriptでXenonとの関係をゴニョゴニョすれば、連中から船を買うこともできる。

 しかしまぁ、お値段で見るとLX高いなぁ。XRMだと駆逐艦Pの方が戦闘機のLXより速いので、カタログスペックだけで比較するとLXが要らない子になってる。そりゃ実際はPが手に入っても中身だけ剥いで質屋に売り飛ばすし、LXが手に入れば箱入りのように珍重するけどさ…。むむむ。

 Xenon機のカタログを見ながら釈然としない気持ちを味わいつつ、反対側のゲートが見えたのでくぐり抜ける。
 Chimeraの頃と違ってXenon Sectorを突っ切るのもすごい楽。あの頃も少し冷静になってM5を用意すればもっと楽に済んだんだろうけど、お金に余裕がある訳でもなかったし仕方ないね。


つづく。

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