X3:APプレイ日誌54 ―出口を塞ぐよ

最近PTNI HQにできた観光名所へ向かう途中のCaravelさんとそのお供の方々。

前回のあらすじ

 そんなものはなかった。

以前に下見したPTNI HQの件、

 お金にも余裕があるし、そろそろ実行に移そうと思うんだ。
 Albatrossに得物を買ってきてもらう。もちろん一番大きいの。中途半端はいけない。

 PTNI HQに飛んできてもらい、それからキーのバインドも行う。
 Albatrossから搬出した資材を取説読みながらトンテンカン。


できたよー。

 ちょっとゲートから離し過ぎた気もするけど、あんまり近過ぎると砲弾がゲートに当たってTeladiの警察がうるさいのでこのぐらいがやっぱり限界かな。射程10kmのGauss Cannonを装備させてみたらゲート付近も射程に収まっていたので、とりあえずこれでよし。


Teladiさん、あのねあのね

 いつもいつもたいへん忙しそうで、

わるいわるい海ぞくのやつらがいても、

たいじができずTeladiさんが気のどくだなとおもっていました。

 なので、日ごろお世話になっているTeladiさんのために、

わるい海ぞくがやってくるゲートの前に、 

こっちでお前のセクターに殺戮兵器置いといてやったよ。

 これが今回設置したLarge Orbital Weapon Platform(OWP)のスペック。
 2GJが10基も搭載できる上、ほとんどの重火器を搭載できる。

 ここの海賊は戦闘機が大半なので、普通は装甲にダメージなんてまず入らない。ただし、MDを装備している海賊がたまに現れるため、シールドを貫通して徐々に装甲が減らされていく。
 そのため、海兵を修理要員として常駐させる(Marine Repairs)等、なにかしらの対策を講じておかないと頑丈な防衛施設もいずれは経年劣化の如く沈むので要注意。

 こちらの目論見としては、ゲートから出てきた海賊はOWPの攻撃を受ける。それで沈むか、まだ沈まなかった機体はOWP目掛けて律儀に攻撃をしかけるので、これを返り討ちにして塵にする。

 こんな風にね。
 汚い下水の出口の塞ぐだけなので、その手段は別にOWPでなくとも良い。ゲートの前にステーションを置いてやってもいいし、戦艦Kyotoで塞いでも良い。しかし、なかなかプレイヤーの思惑通りにはいかないのが現実である。

  このSSに映っている海賊機(赤)は、全て東のゲート(E)から出てきて西なり南に向かう途中のもの。ご覧の通り、結構な数がOWPの弾幕を抜けている。
 in Sector(IS)、つまりプレイヤーがこのセクターに同席しているときはOWPの攻撃はそれなりに効果があるんだけど、Out of Sector(OOS、プレイヤーが他のセクターにいる状態)だと一変して殲滅能力が低下する。この問題はISとOOSの処理が異なる点に起因する。

OOSとIS

 OOSは、ISと違ってかなり単純な処理をしている(らしい)。まぁ、そうでもしなきゃ負荷が大変なことになってそもそもゲームにならないしね。とにかく、重要なのはISとOOSとでは処理が全く異なる以上、理想と異なる結果になることも有り得るということ。
 一例として、駆逐艦と複数の戦闘機を勝負をさせたとする。具体的に仮定すると、駆逐艦は一般的なArgonのCentaur(1隻1,300万Cr)として、対する戦闘機は海賊のBlastclowを2機(500万Cr*2)と平凡なM3かM4を1機(100-200万Cr)ぐらいが妥当かな。

 この両者を、まずOOSで戦わせる。プレイヤーはマップ画面越しに見物。この場合、Centaurの方が勝つ。Blastclow側が勝つ見込みもあるけど、何度か戦わせればほとんどはCentaur側の勝利で終わる。
 次はプレイヤーが近くで見物して戦わせる(IS)。すると今度は、Blasclow側が勝つだろうね。こっちは何度やってもCentaurが負け続けると思う。理由は、背後をとられて延々と攻撃を受けるから。つまりCentaurは自慢の主砲を全く活かすことができず、尻のタレットだけで戦闘機*3を相手にしなければならない。もっとも、火器にもよるけど仮に主砲を撃ったところでそもそも戦闘機には命中しない。

 OOSがターン制の単純な数値の比べ合いとすれば、ISは両者のスペックとは別に「空間内での位置取り」も勝敗に響いてくる。どれだけ火力があろうが耐久力があろうが、弱点を延々と突かれれば沈む。
 道すがら、戦闘機の群れに襲われて沈む巡航艦なんかを見た経験のある方も多いと思う。あれもOOSであれば、巡航艦はほとんど傷つくことなく戦闘機を蹴散らしているだろうね。

 OOSとISでここまで結果が変わるということは、運用する船や機体が「OOSでの活動が多いかISでの活動が多いか」で考慮する点も異なってくる。これはプレイヤーにとって、とても大事な話。
 セクターを巡回するパトロール部隊はOOSの場合が多いから、駆逐艦以上の戦闘艦で構成した方が良い。駆逐艦よりも巡航艦、巡航艦よりも戦艦(ただし遅い)で構成した方が、長時間放置していても沈むリスクが低くなるのでプレイヤーの精神衛生的には無難。それから足が速過ぎる艦、あれも単独で突っ走って勝手に逝くので駄目。足の速い艦船を使うなら、グループ全体の足が速くないと大抵酷い結末が待ち構えている。
 OOSで活動する部隊に戦闘機を加えると、数でも質でも有利な状況なのに「戦闘機だけ」駒落ちする結果がいずれ訪れる。どうしても戦闘機を加える場合は、速度よりシールド容量の高い機体を重視した方が結果として安定する。それでも逝くときはぽっくり逝くけどね。

 プレイヤーの活動をサポートする僚機なり僚艦なりは、ISでの行動が大半なので速度も重視しないといけない。特に戦闘機は速度が低いと、シールドが頑丈でもドッグファイトで負けて防戦一方になり撃墜される。速度を重視し過ぎて防御が脆いSplitぐらいになると流石にやり過ぎなので、速度は程ほどあればとりあえずそれで良い。
 ついでに言うと、あんまり速度が速過ぎると母艦の周りを哨戒飛行中に母艦へ激突して自害したりとか、そういう全く笑えない事故も起きる。ステーションを攻撃している駆逐艦が勢い余ってステーションに激突して沈んでいる光景も見かけるので、これは戦闘機だけでなく駆逐艦にもいえる。

何の話をしてたんだっけ

 今回私が設置したOWPも、ゲート付近ではなく奴らのルート上に設置した方が効果はあったと思う。XY軸だけでなくZ軸も含めて、経路上に邪魔な障害物として置くぐらい徹底的に。
 OOSだと接触判定がないから、連中はOWPに用心することなく「重なる」。そうすればゲート付近よりもOWPが攻撃できる時間も火力も上がるので、結果も多少良くなったんじゃないかな。奴らのルート上であれば、ゲートやステーションに当たらない場所を探して置けるのもメリットだしね。
 ただし、そこまで徹底しても海賊の流出を完全に阻止することはできない。 飽くまで「結果が良くなる」という程度。結局、パトロール部隊の編成も必要になってくる。

 海賊1機撃墜につき、5,000Crから15,000Crほど貰える。置く場所失敗したかなと少し後悔してたけど、長い時間をかければそれなりの賽銭箱にはなるみたい。BlastclowがOWPの近くで転がってることもあるから、これを回収して修理して売れば500万Crの収入になる。投資した1億Crを回収するのもそう遠くないかもしれない。
 たまにCaravel一味なんかがOWPへ突っ込んで自害する観光スポットにもなってるみたいだし、設置し直すのも面倒臭いからそのまんまで放置することにしたよ。

 そういえば、お隣さんの海賊領への挨拶がまだだったね。
 お隣さんに挨拶の一言もないというのは失礼にあたるので、次回は彼らのお宅を訪問するよ。

つづく。

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