X3:APプレイ日誌59 ―FLAKは難儀だよ

空母Daedalus搭乗時の画面。前が見えねぇ…

前回のあらすじ

 DukeセクターでDaedalusを回収した。

はじめての空母

 まずはDaedalusのスペックを確認。

 2GJを5基搭載できるから結構頑丈。
 ハンガーはM6・TSを3隻まで牽引でき、52機の戦闘機を格納できる。お得な大容量タイプだね。
 
 M1+は下手なM2より強い。 
 ご多分に漏れずDaedalusも主砲が8門あり、左右のタレットにもPBCやPPCを搭載できる。
 2GJ*5の硬さも相まって、並の戦艦相手なら1on1でも十分勝ち得るだけの能力はある。

 カタログスペックだけで判断するとかなり強力な艦船なんだけど、戦闘機に張りつかれるとすごく弱い。この時点ではまだ気付いておらず、後日その身をもって知ることとなる。

  正面と左右のタレットと異なり、後方のタレットが使えるのはCFAとPRG。CIGも使えるものの、あれは戦闘機には不向きな上、命中すると相手をノックバックして自分の間合いから離してしまう。なので「やっと命中する→ノックバックで相手が射程から外れる→相手が一度離れて立て直す→悪循環の繰り返し」 が起こり、いつまで経っても戦闘機1機すら落とせない木偶の坊ぶりにプレイヤーのストレスは急加速する。CIGのノックバック効果は、プレイヤーにとって「余計なお世話」以外の何者でもない。



FLAKよもやま話

 Daedalusが積める戦闘機向きの火器としてはCFAがある。こいつは着弾箇所を中心にAoEダメージを発生させるので、命中しなくて敵機が近くにいればダメージが入る。XRMのFLAK(対空砲)はCFA以外にも何種類かあり、弾速や連射速度、それと恐らくAoEの範囲もそれぞれ異なる。 
 他の火器と同様に、FLAKも種族ごとで装備できるものが違う。いくつか使ってみた上での感想だと、ParanidのEMDAが別格に強い。射程は短いものの、優れた弾速と連射速度のお陰で、射程に入った戦闘機が溶けていく。その殲滅速度の速さはレーザー兵器以上。
 次点でTeladiのFAA。Paranidより更に射程が短くなるけど、弾は速い。これは可もなく不可もなく、といった感じ。射程が2.64kmあれば化けたんだけどね。

 当のArgonのCFAはというと、ParanidやTeladiのソレに比べると「うんこ」です。
 汚い言葉を使いましたね。ではもう一度言いましょう「うんこ」です。

 流石にそれだけで片付けてしまうとCFAに対し不公平なので、ParanidのEMDAと比べてみようか。
 まずは射程から。EMDAの2.64kmと比べると、CFAの射程は2.8kmなので若干長い。
 ところが弾速はEMDAが3300なのに対し、CFAは2800とかなり差がある。
 それから連射速度。EMDAは1分間に120発撃てるが、CFAは90発しか撃てない。
 弾速が遅いため命中精度が悪く、AoEのため友軍に頻繁にFFをする。FFして怒られた挙げ句、ライセンスを剥奪されたり最悪の場合は敵対されたりする。

Frendly FireにシビアなX3

 この世界のNPCは味方に対しては躊躇なく砲弾を浴びせてくるくせに、自分に対して2,3発でも豆鉄砲が当たったものなら即座にブチ切れる。MARSの誤射(FF)防止機能が些か過剰なぐらい慎重なのは、こいつらNPCの短気さ加減に配慮されているため。
 本人はFFしまくるくせに、逆に少しでもFFされると血相変えて怒ってくるとか、あまり言いたくはないけど「どうしようもない糞」だね。X3経験者の諸兄であれば、NPCの短気さに辟易された経験を誰しもお持ちだと思う。

 ともかく、FFの危険性がある火器はそれだけで使用を躊躇する。MARSのお陰でタレットによるFFの頻度はかなり減るけど、CFAはそれでもFFを起こす。
 一方のEMDAは弾速が速いので命中精度においてCFAより優れる。そして連射速度も優れているので、EMDAは戦闘機を迅速かつ的確に撃墜することができる。
 1機の敵を処理するのに時間がかかればかかるほどFFの危険性も高くなる以上、同じFLAKでもEMDAとCFAとの間には決定的な差がある。Paranidの大型艦に乗るならEMDAを搭載できるかどうかは評価の対象になるが、ArgonやBoronの場合はCFAなんて搭載しない方がマシ。OOSで運用する艦ならFFは関係ないからCFAを搭載するけど、ISで使う船にCFA積むぐらいならPRGに期待した方が健全。

後方はPRG頼み…

 DaedalusにCFA積むぐらいならPRGの方がFFを心配せずに済むので、気休めのCIGの他にPRGを装備させることにする。
 が、これはこれでまた問題が生まれる。PRGはもともと戦闘機向けの軽火器なので、射程も2.08kmと短い。戦闘機が搭載できる火器のなかで、恐らく最も長いのはXenonのGPE。
 GPEは射程が2.64kmある。もしXenonの戦闘機に後ろをとられたら、PRGでは反撃できないのでCIGで対処するしかなくなる。CIGが当たらないのは前述した通り、つまり後ろをとられたら途端に無防備な船になってしまう。

 搭載できる火器が限られている以上、脆弱な後部に関してはミサイルとDroneを垂れ流して対処するしかないね。AIに操縦を任せるときは護衛の艦載機でも積ませて運用しよう。

つづく。

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