ゲーム中に登場する各クラス(艦種)の解説
X3を含めたX-Universeでは艦船、戦闘機等をM1、M2、M3…というクラスによって大別します。始めたばかりのプレイヤーが触れるのは偵察機や戦闘機がほとんどなので、ここでは小型の物から先に説明していきます。
戦闘機
Yaki-M3戦闘機 Tenjin |
M5:偵察機非常に高い速度を出すことができる小型の機体です。火器も一応搭載できますが、小型ゆえに出力も乏しく戦闘には向きません。 しかし敵にまわした際その機動性による撹乱は侮りがたく、無意識にミサイル発射キーに手を伸ばしてしまいます。 |
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M4:軽戦闘機この世界で主力とされている戦闘機。(多分)性能としては、M5とM3の間でバランスを保っている機体です。 ほとんどのM3より速度が出るので、その速度を活かすことができればM3相手でも優位に戦えます。ですが防御面ではM5に毛が生えた程度のため、少しでも集中攻撃を浴びると一瞬で塵にされてしまいます。 熟練したプレイヤーであれば上手く扱いこなせるかもしれませんが、初心者はM3への乗り換えを当面の目標として据えることを強くお勧めします。 一部のM4はM3が搭載する25MJシールドを装備できる物もあり、M4とは思えない頑丈な機体もあります。 |
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M3:重戦闘機ゲーム上では、こちらが主力の戦闘機です。25MJシールドを搭載できるため、M4よりも戦闘機同士での戦いは簡単です。 しかしM4やM5に比べれば速度が劣るので、ドッグファイトでは相手の機動に惑わされないよう注意しなければなりません。 重要な特徴として、M3には後部にタレットを備えている機体が多く存在します。 タレットは飛来するミサイルの迎撃を行ってくれます。この世界は戦闘機相手に対艦ミサイルを容赦なく撃ち込んでくるので、1発で即死する状況も珍しくありません。一切のMODを入れていない、文字通りバニラでは後部タレットが有るか無いかで生存能力が全く異なります。 M3のなかでも特に優れた性能を有する傑作機や次世代の戦闘機は、総じてM3+と呼ばれます。 「+」自体はM3に限らず、M6やM2など他のクラスでも使われます。ですが、「+」か否かで性能の差が最も顕著に現れるのは恐らくM3でしょう。 |
戦闘艦
Split-M7軽空母 Panther |
M6:コルベット艦小型の戦闘艦です。ただし小型といっても、戦闘機に比べれば遥かに大きな船です。戦闘機のM3に比べると火力・シールドともに比較にならないレベルであり、戦闘機が単独でM6相手に正面から挑むのは、ほとんどの場合において自殺行為になります。 反面、戦闘機に比べると運動性が大きく劣るため、艦の脆弱な部分に張り付かれると容易く沈められてしまいます。 コルベット以外の艦船にも言えることですが、1対1では勝負にならない微力な戦闘機も数が増えれば戦闘艦を圧倒します。艦によってはハッキリと死角が存在する場合もあるので、自分で使う場合も敵として対峙した時も、その特徴をよく把握しておく事が大切です。 バニラの場合、自分で使うよりは敵が使ってきて印象に残るクラスと言えるかもしれません。M3に乗り、この世界に慣れてきたプレイヤーの前に最初に立ちはだかる壁がM6であり、乏しい戦力で如何にこの強敵を打ち倒すか、そのための知恵を絞る必要に迫られます。 |
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M7:フリゲート艦中型の戦闘艦です。M6に比べると何倍も大きく、やはりM6では比べ物にならない厚さのシールドを持っています。GJ単位のシールドを搭載しているため少々のことでは沈みませんが、M1やM2ほどでは無いにせよ機動性は低いです。M6まではほとんど無かった「衝突事故」が目立ち始めるのも、このクラスからです。 このクラスは大きく分けると、戦闘能力を重視した艦船と艦載能力を重視した艦船とに分かれます。なかには、双方の能力を上手く両立した優れた艦も存在します。 その他、一部にはミサイル運用に特化した特殊な艦船(M7M)も存在します。 この船自身は火器をほとんど装備できない代わりに、専用の強力なミサイルを使用することができます。 |
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M2:駆逐艦大型の戦闘艦です。この世界における主力艦であり、その大きさも火力もM7を遥かに凌ぎます。基本的な特徴はM7と変わりませんが、戦闘能力を重視しているため艦載能力はバニラだと皆無です。強烈な火力、重厚なシールド、そしてその巨大な体躯は、まさしく戦場の花形と言えます。 |
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M1:空母大きさはM2とほぼ同じです。艦載能力を重視しているため、艦自体の火力はM2に比べて劣ります。 しかし大型艦は大型艦なので、M7と互角かそれ以上の火力は持っています。 |
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M0:戦艦過去作に存在したものの、X3:TC(AP)では存在しない規格。ATFの「Valhalla」はゲーム内において便宜上M2に分類されていますが、X-Universeの伝統上ではM0に属するようです。M2すらも凌駕する火力と装甲を誇りますが、図体がでかすぎてゲート間の航行ができません。 |
その他
Teladi-M8爆撃機 Peregrine |
M8:爆撃機戦闘機のような外見の機体です。専用の対艦ミサイルを使用することができ、戦闘機は爆風に巻き込まれただけで蒸発します。ただしM8自体の戦闘能力は皆無に近く、後方に迎撃用のタレットが付いている程度です。 また、扱いはM6に近いのでバニラだとほとんどの空母に艦載することができません。 |
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TM:軍用輸送船戦闘機を数機艦載できる軽空母です。TSほどではありませんが、弾薬を積むには十分過ぎるカーゴ容量があります。そこそこの速度を維持しつつ200MJシールドを積むことができ、手頃な値段の割りに性能が高いです。 戦闘機では入りきらない積荷の保管場所、鹵獲した機体の一時的な収容場所など、序盤に手に入れば移動拠点として重宝します。 |
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ドローンM5よりも更に小さな無人の戦闘機です。コストは安価で、火力も耐久力も価格相応ですが、一度に大量にばら撒くことができます。バニラだと回収が面倒なので半ば使い捨てですが、敵艦のタレットの撹乱やデコイとして活躍します。うまく活用すれば、本来なら勝てない相手に勝つことさえ可能です。 MODによってはドローンを自動帰還させるようにしたり、帰還用のホットキーを追加したり、ミサイルの迎撃に飛ばすことができるようになります。 |
交易船
Boron-TL大型輸送艦 Orca |
TS:貨物船交易や物資輸送に用いる船です。大きさはM6と同じぐらいです。大きな積荷を大量に運ぶことができ、このゲームの重要なファクターである「経済」を支える主役です。 M8同様、後方にタレットがありますが、申し訳程度なので戦闘能力はありません。せいぜいミサイルを迎撃する程度です。狙われれば簡単に沈むため、如何に危険を回避して運用するかが重要になります。 |
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TP:人員輸送船、客船「人」を輸送するのに特化した船です。性能とその傾向はTSとほぼ変わりません。ゲーム内の用途としては海兵隊を大量に輸送したり船の強奪などに用いますが、バニラだと実用性の面で他の船よりも陰が薄い印象が拭えません。 |
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TL:大型輸送艦M1やM2ほどの大きさを誇る、巨大な輸送艦です。その積載量はTSの何倍もあり、主にステーション建設用の資材などの運搬に用いられます。 輸送艦としての用途に特化しているため、その巨大な外見に見合わず戦闘能力は大してありません。また、バニラだとシールドもM6程度です。 |
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CIV:民間船非武装の船です。小さなものはM4サイズのタクシーから、大きなものはTL級の病院船まで存在します。ほとんど“賑やかし”のようなものなので普段はプレイヤーとの接点が希薄です。たまにプレイヤーが干渉してくる機会といえば、高価なTL級を入手するための「手段」という、何かと不憫な存在かもしれません。 |
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