X3:APプレイ日誌81 ―けんもほろろだよ

前回のあらすじ

 Getsu Funeにまつわる昔話をした。


旅路の果てに

 足の速いHyperionが懐かしくなってきた頃、珍しい相手と出遭った。


 TerranのM6、Katana。
 国境宙域に行けばイヤというほど遭えるけど、こんな辺境のセクターでTerranの船を見かけるのは大変稀。

 仔細を確認したところ、どうやらTerranの賞金稼ぎらしい。
 この辺りを往来するTeladiやParanidの交易船を襲っていた。


ポリスとは―


 少ししてTeladiの警察が迎撃に現れたものの、軽戦闘機が3機では火力が乏しく相手の装甲に傷をつけるところまで届かない。一方のKatanaも機動で勝る戦闘機の尻をとることができず、互いに膠着状態を保っていた。

 軍が不在なのをいいことに、随分と好き放題暴れている。そのため、あのKatanaにはTeladiとParanidから懸賞金がかかっている。体よくトドメを刺せれば賞金が美味しい。
 レーダーで感知できる範囲ギリギリの距離を確保した上で待機し、セクターマップを眺めながら加勢するべきかどうか悩んだ。こっちもHyperionかCあたりを呼び出せばそれで決着はつく、だけどそれはあっけない(本音は呼び出すのも面倒くさい)。

 優柔不断なまま傍観を続けていたところ、加勢を決定づける助っ人がやってきた。
 そう、画像に映っているもう一隻のM6―

きた!盾きた! メイン盾きた!
 ParanidのM6、Nemesis Sentinel様が現れた。こっちも賞金稼ぎらしい。
 とにかくこれで戦力差は歴然となった。いかに頑丈なKatanaでも、M6とM4*3機、あとついでに便乗で参戦する交易船1隻が相手では勝負になるまい。


野犬狩りの時間よ

 賞金はトドメをさした者にだけ支払われる。ここで仕損じれば骨折り損のくたびれ儲けもいいとこなので、慌てて船を発進させる。


  以前鹵獲した船から回収したものの死蔵していたMk2 Droneを展開し、道すがら収穫した農作物が遺したミサイルを逐次発射。

 Katanaのシールドを残り3割のところまで削ったところで、様子がおかしいことに気付く。
 Paranidの船が交戦していれば緑色の閃光(HEPT)が大抵画面をかすめるはずなんだけど、それが見えない。それにKatanaが受けているダメージも想像していたより随分小さい。
 気になってNemesisが何をしているのか確認するため周囲を見渡したところ、

ここにきてまさかのスルー


 Nemesisが参戦すると踏んで先に仕掛けてしまったため、もう引っ込みがつかなくなった。
 どうすんのよこれ…。

つづく。

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