X3:AP チュートリアル11 ―交易の準備を始める

株取引を継続しながら、

 自動交易の準備を進めていきましょう。
 自動交易とは文字通り、AIに船を預けて1から10まで全自動で交易を行ってもらいます。
 以前お話したようにTCやAPでは戦闘ミッションや株取引で金策を行うこともできるのですが、X3での最も基本的な金策は交易です。

 ということで交易船が欲しいのでシップヤードに発注する必要があるのですが、恐らく今の状態だとシップヤードがあるセクターにまで自分で向かわなければなりません。毎回そうするのは考えただけでも億劫なので、今後のためにも交易を始める前に環境を色々整えようと思います。

Trade Command Software Mk3を手に入れる

 このソフトは全自動交易を行う上で必要となるソフトです。
 バニラだと50万Crぐらいだったはず、他のソフトに比べて高価ですね。
 売っている場所も限られており、Argon PrimeかOmicron周辺となると手に入る場所は以下の通りです。

Argon Prime周辺
 「Home of Light」のTerracorp HQで手に入ります。
 もし株取引のためSeizewellまで来ているなら、その途中に通ったセクター「Ceo's Buckzoid」のEquipmnet Dockでも入手可。

Omicron周辺
 PTNI Headquarterから北西にあるセクター「Two Grand」のEquipment Dockで購入可。

 Teladiは船以外ならRepの影響をほとんど受けることなく取引してくれます。このソフトも例外ではありません。
 上で挙げたセクター「Ceo's Buckzoid」も「Two Grand」もTeladi領なので、株取引の許可を得るためTeladi領に立ち寄っているならその間にこのソフトも購入しておくと良いでしょう。このソフトに比べれば交易船は何処でも手に入るので、先にソフトだけ調達しておき後で船に移せば手間が省けます。

Jump Driveを手に入れる

 それからもう一つ。序盤に買っておきたいソフトとして挙げていた「Jump Drive」ですね。
 このソフトがインストールされている機体は、Energy Cellを消費することで開拓済みのマップ(厳密には既知のゲート)を自由に飛び回ることができます。それ以外にも、緊急離脱の手段としても使います。
 お値段は10万Cr程。高価とはいえ、Trade Command Mk3に比べれば大分安いですね。
 今後プレイヤーが縦横無尽に動き回るためだけでなく、交易を行う船にも必要になります。
 
 …になるのですが、どうやらバニラだと入手できる場所がかなり限られているようです。
 筆者はXRM環境でプレイしているので、これを書くに際してJump Driveの入手先を確認したら「あれ? こんな少なかったっけ?」と疑ったぐらいでした。

 JumpDriveが販売されている場所は、バニラだと以下の5箇所だけみたいです。

・Home of Light:Terracorp HQ
  Trade Command Software Mk3とセットで憶えておくと良いですね。
・Legend's Home:OTAS HQ
  OTASの本社があるセクター。OTAS製の船もここで買えます。
・Queen's Harbour:Atreus Headquarters
  Argon PrimeやOmicronからだと、かなり離れた場所にあります。
・Eatrh:Earth Torus
  いわゆる地だま。
  Terranスタートだと最寄りに見えますが、アクセスが難しいのでOTASの方がまだ近いかな。
・Elysium of Light:Goner Temple
  Gonerセクター。Omicronから東に1セクター、北に1セクターの場所にあります。
  ただ、GonerのRepが必要になるのでこれも入手手段としては現実的じゃないかも。

 Argon Primeスタートだと、隣のセクターHome of Lightに販売されているので場所は困りません。
 Omicronスタートは少し面倒ですね。GonerのElysium of Lightが最寄りになりますが、GonerのRepが絡むとなると手段としては使えないと思います。その上Legend's HomeもQueen's Harbourも同じぐらい離れているので、いっそArgon Prime方面へと足をのばした方が良いかもしれません。


監視衛星を購入する

 離れたセクターにあるシップヤードに船を発注する場合、そのセクターにプレイヤー所有の船か衛星が存在していないと取引できません。

 レーダーを搭載した監視衛星(Satellite)を設置しておくと、セクター内の状況(衛星の探知範囲に限られますが)をつぶさに確認することができます。
 主な用途として、シップヤードのあるセクターや海賊等が出現しやすい危険なセクターなどの索敵用に使います。
 シップヤードに関しては取引のためというのもあるのですが、購入した船が港を出たら近くでKha'akが暴れていた(安全な宙域だと思っていたのに…)という状況を回避するためでもあります。 安全なセクターに敵が現れること自体は滅多とないのですが、全くない訳でもありません。もしもの保険として、港から出す前にシップヤード周辺の状況を確認できるようにしておくのは大事です。

 衛星には2種類あり、「Navigation Relay Satellite」と「Advanced Satellite」(日本語版だと「航行中継衛星」「進化型衛星」という感じの訳になっているはず)が存在します。両者の違いは視界の広さで、後者の方が高価な代わりにレーダーの範囲も広いです。
 大抵の場合、使用するのはAdvanced Satelliteの方です。狭いセクターであればこれ1個でほぼ全域を視野に収めることができるので便利です。

 衛星は主に軍港(Military Outpost)で販売されています。ただ、軍港で生産をしている訳ではないので、流通が滞っているといずれ在庫を切らしてしまいます。そうなった場合は衛星を生産している工場から直接買い付けるか、自分で工場を建設して製造するしかありません。できれば在庫が潤沢なうちに買い占めておきたいのですが、序盤だと難しいので衛星の設置は主要セクターに絞って節約するように心がけて下さい。

 どうしても衛星が手に入らないときはシップヤードで安価な偵察機(M5)を買い、それをそのままシップヤードに停めておきましょう。セクターの視界は確保できませんが、遠隔地から取引する際の代替手段にはなります。


監視衛星の設置の仕方

 衛星はアイテム扱いなので、軍港などで入手した後は設置したい場所まで飛び、そこで衛星を外へ放り出すだけで機能します。

 設置したい場所に着いたら、画面左上のCurrent Shipアイコンから積荷の一覧を表示します。
 もしくは、Fキーを押しても表示できます。

 Satelliteを選択し、左クリックを押すとメニューが出てきます。
 「Eject: Select Amount」をクリックし、

  画面下部で個数を指定します。デフォルトは「1」なので、衛星を撒くときはそのままEnterを押すだけで良いです。

 設置を終えると、他のセクターにいるときでもこのように周囲の状況を把握することができます。


衛星を設置する際のポイント

 設置した衛星の近くを海賊などが通ると、たまに衛星を破壊されてしまう場合があります。なので監視衛星は実質消耗品なのですが、置く場所をNPCの航路から離しておけば寿命は大分長くなります。

 例えばこのセクターの場合、橙色のラインがNPCの通る航路になります。これは海賊もXenonも交易船も、AIに任せたプレイヤーの船も皆同じです。交易船がセクター内のステーションに用のある場合か、軍や警察がセクター内のパトロール、もしくは敵対勢力を発見して追跡する場合でもない限り、彼らが航路から外れることはありません。

 監視衛星を設置する際は、できるだけNPCの航路を避けることです。「別に衛星を狙うつもりはなかったが、 航路上に衛星があったので破壊した」というパターンがあるためです。

そのため設置場所を決める際は、まずセクターマップを開いて航路から外れた場所をダブルクリックします。オートパイロットでダブルクリックした場所まで船が自動で向かいますが、これだとまだ航路から近いのでY軸も調整します。
 

 普段のセクターマップは上から見下ろした視点になっていますが、Insertキーを押すことで真横からの視点に変わります。この状態で適当に上の方をダブルクリックすると、機体はその方向へ向かって機首を傾けて向かいます。

 後はSETAを稼動して目的地まで着くのを待ち、着いたら衛星を設置しましょう。
 セクターマップ上では中央辺りに設置されているように見えますが、Insetキーを押して真横から見るとNPCの航路から大分外れた場所に設置されているのが分かります。

 できれば、衛星のレーダーの探知範囲ギリギリにNPCの航路が映るぐらいが理想です。衛星を狙いに来る海賊やXenonが稀に現れるので結局いつかは破壊されてしまうのですが、航路から離しておくか否かだけでも衛星の寿命には歴然とした差が生まれます。

 Satelliteの設置については以上です。
 それから肝心の交易船を購入したり、開拓用にM5が欲しいのですが、尺が長くなったので次に譲ろうと思います。

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