X3:APプレイ日誌03 ―命あっての物種だよ

今回の主役こと私の命の恩人たち

前回のあらすじ

 意地汚い欲を出して死んだ。
 (前回President's EndをThe Wallの東と書きましたが、南でした。すみません)

―という夢だったのさ

 いけるかなー?と淡い希望を抱いていたけど、まぁやっぱり駄目だったね。 
 とりあえず引き返して、Argon Prime周辺の地図を埋めながら時間を潰そうか。
 あの船の事はもちろん諦めちゃいないよ。 

 The Wallに帰り、そのまま北を目指すことにする。
 Argon Primeの北の方にPower Circleという宙域があって、そこは交易船(ST)の養成に適した場所として有名。いずれお金ができれば船を走らせることにもなるし、予め場所を見つけておくことは無駄にならないからね。
 途中で広告を眺めたりしながら、無駄な時間を過ごしつつそのまま北へ。

 The Wallの隣町、The Holeを航行していると、
 コンテナがいくつか散らばっていた。どうもここで何某かが行き倒れたらしい。
 
 中身を見ると、ミサイルがほとんどだった。Disruptor Missile以外は1発数百Crの安価なミサイルだね。それでも所持金1,000Crしかない身としてはありがたい。

 Disruptor Missileは売るかどうか悩む。1発あたり約4,000Crだから、序盤ではそこそこのお金。でもこのミサイル、対戦闘機相手にすごく優秀で殺伐としたXRMの世界では心強い味方になってくれる
 高い追尾性能と、M4以下なら即死させる威力。さらに追尾中の目標が消滅した場合、自動的に近くにいる他の敵を狙ってくれる。欠点は非売品なのと、少し重いことかな。

 というわけで、結局護身用に所持することにした。
 追跡してくるM5やM4を始末するのに使えるし、M3相手の勝負でも1on1ならこのミサイルがあれば勝機だってある。うろついていると、更にDisruptorが3発落ちていた。幸先良いね。


 The Holeを航行中に東へ通じているゲートが見つかったので、予定をまた変更して北へは向かわず東へ向かうことにした。とりあえず東に向かって道なりに進めばElena's Fortuneへ辿りつけるだろう。

 おい待て

 どうしてこうなる…。
 だが文句を言っている暇は無い。あんな数相手に勝ち目なんて微塵もない以上、さっさと逃げなければ前回の惨劇が繰り返される。
 私とて伊達に修羅場をくぐってきた訳じゃない。逃げる準備をしつつも状況の分析は怠らなかった。奴らの頭目の速度が遅ければ、それに追従しているM4やM5の速度も遅くなっているはず。そう、連中のリーダー機とおぼしき物の速度を確認すればいい。所詮M3、大して速度はでないだろう。






逃げ切れる訳がない




 私の勘が囁いてくる。“こりゃーアカンで、あんた死ぬわ”と。自分の勘に見放されることのなんと切ないことか。とりあえず逃げつつ最後のあがきをするか…


 さっき拾ったDisruptorをM4、M5に一発ずつぶちこんでいく。残った弾は全てリーダー機のM3に撃ち尽くし、そのまま反転。
 運よく取り巻きを数機撃墜できた。もっともそれで大局が変わる訳も無く、死ぬ直前に運が少々良くても気休めにすらならない。ああ惨めな…。


お怒りのご様子。
この時点で親玉のシールドは6割程度。サシでの勝負なら何とかならんでもないけど、取り巻きがまだ2機残っているからやはり勝算はない。
 やることも尽きたので、後学のために後何秒生きられるか試すか―と諦めていたら、



 ん? 










 助けてください!!この人たち痴漢です!!!






おk

 祈りが通じたのか、通りすがりのBoronの空母が連中にIon Canonをぶっぱしてくれた。お陰で奴らの注意はBoronの方へ向き、ひとまず私は命拾いした。
 この間に良いSSが撮れなかったのは、

言わずもがなのDisruptor氏
 こいつの迎撃で必死だったからなんだ。もちろん食らえば1発で即死だよ。
 ともかく、ミサイルも無事に迎撃したし海賊も全滅した。よかった、よかった。
 ありがとうSharkさん、ありがとうSkateさん。貴方たちへの恩はいずれ形のある物で返すよ。

イケメンのSharkさんと記念のツーショット。真ん中に映っている小さな異物みたいなのが私。
 
 さて挨拶もほどほどに、私の命を狙いにきた奴らの亡き骸を追い剥ごうと近づいたら、
Pirate(Boron)-M5偵察機Octopus強襲型

 海賊の落し物を見つけた。持ち主は遠い遠いところへ旅立ったし二度と帰ってこないだろうから、私が預かっておこうと思う。
 落し物の修理も済ませたし、次のセクターへ向かおうかな。おっと、ちゃんとゲートに入る前にセーブしておかないとね。ここで油断してセーブせずゲートに近づくと、ゲートから出てきた大型艦にひき殺されるオチが待ってる。


 つづく。

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