スペックが不十分なPCだと地獄と化すセクター、それがElena's Fortune |
前回のあらすじ
デジャブを垣間見た。なぜか勝手に増えていた偵察機と鹵獲した交易船を売り、Busterを強化した。
Elena's Fortune到着
ここは海賊領に最も近いArgonのセクターで、軍事港や防衛施設などが配備されているのが特徴。このセクターを往来しているのはほとんどが軍の艦船や警察で、今までとは異なる物騒な雰囲気を醸し出している。ちなみに今まで見てきた海賊は大体ここを通過してきているんだ。要するに軍隊仕事してねぇってことだね。 まぁ開始直後だからまだ湧きが不十分なのもあるんだろうけどさ。
Paranidとの国境宙域でもあるから、たまにParanidの軍隊が侵攻している光景を目にすることもある。大体のスタート条件でParanidと敵対していることなんて珍しいことだから、こっちは気にならない。せいぜい対艦ミサイルの爆風に巻き込まれて死ぬとか、そういうレアなケースぐらいかな。
さっそく掘り出し物を見つけたよ
マップを埋めていると、おやおや何やら道端に落し物があるじゃないですか。Argon-M3戦闘機Nova |
早速鹵獲して、性能と残っている火器や積荷を確認。
今乗っているM4のBusterに比べて速度は70ほど落ちる。だけどシールドが25MJ*3なのでBusterの5倍に相当するね。それから後部にタレットが2門ついているのもすごく重要。これがあるかないかで飛来するミサイルへの対処、つまり生存性が全然違う。
尻にタレットがついていない機体はMissile Defence Mosquito(MDM)頼みしかなくなるんだけど、MDMも万能じゃない。大体は処理してくれるけど、やっぱり手に負えない状況はでてくる。
もちろんタレットだけでも不十分。タレット単体だと5割か6割処理できれば御の字といったところ。なのでタレットとMDMを併用してやっと8-9割のミサイルを迎撃できるといった塩梅かな。それすらすり抜けてきたミサイルは被弾することを前提に考えるか、プレイヤーが自分で迎撃する必要がでてくる。滅多に無いけどね。
とにかく、速度70の低下に対しシールド5倍&後部タレットのトレードなら、これは十分に乗り換える価値がある。積荷を確認したらPACが1門と安価なミサイルが何種類か残っていたので、ひとまず修理が済んだら積荷を移し替えるため最寄りのステーションにドッキングしよう。
BusterとNova |
待っている間に衛星を設置
まだ未強化のNovaは速度が130程度しかでない。300出せるこっちが先にステーションへ停泊しても待ちぼうけを食うだけになるから、軍事港で衛星を1つ買ってこのセクターに設置する。衛星を設置しておけば、衛星のレーダー範囲に限りそのセクターの状況が常に分かるようになる。ここでまた紛争が起これば船が放棄される機会はでてくるだろうし、衛星を置いておけばそれを遠くからでも見つけることができる。
ゆくゆくはシップヤードがある主要なセクター等にも設置しておきたいけど、今はまだお金に余裕がないからとりあえずElena's Fortuneだけに留める。
積荷の移送と、それからNovaを強化
衛星を設置し終えた頃にNovaがステーションへ到着していたので、私も寄航する。Novaに手持ちの火器とソフト、それから今はまだ25MJシールドを持っていないからBusterの5MJシールドを間に合わせとして装備させる。そのあと速度の強化を行ったら、残金が447Crに。
Busterを強化していなかったらお金はもうちょっと用意できていたけど、Novaが手に入るなんて予想できなかったし仕方ないね。まだ不十分な部分はBusterを売ってお金を見繕ってから充てよう。
新しい機体よー |
さっそくドンパチやろか
今のところ海賊もいないみたいだし、安全なうちにBusterにはArgon Primeのシップヤードに向かってもらう。短い間だったけど今までありがとう。 さてと、まだ地図に書き込んでいないゲートが一箇所あったので、そこに近づいたら―
でやがったよ
こいつの名前はCaravel、海賊が使用する軍用輸送船(TM)。
見た目はスッカスカの貧弱そうな船なんだけど、敵対勢力が近づくと無からM3+のBlastclaw Prottypeを4機生み出す。Blastclawは海賊製のくせに隙が無く、M3のなかでもかなり上位の機体。そいつらが4機同時に襲ってくるので、駆逐艦でも準備が疎かだと連中に沈められてしまう。
そんな厄介な敵を4機も抱えている親玉がCaravel。そしてこいつのなによりタチが悪い理由は、
ミツケタヨ...ミツケタヨ... |
常にプレイヤーを粘着してくるんだよね
どんだけ離れていようが、こいつとプレイヤーとの間に無防備な船がいくら存在してようが、お構いなしにプレイヤーを追っかけてくる。ああ面倒くさい。
有効な対処法としてはCaravel一味にからまれても返り討ちにできる船に乗るか、強力なミサイルを乱射して近づかれる前に消毒してしまうこと。今回はそのどちらも満たしていないので、結構やばいね。
幸い、向こうの速度は150ちょい。こっちの速度は強化が不完全とはいえ200程。無駄な機動さえしなければゲートまで振り切ることはできる。でもそれじゃ芸がないね。軍隊の連中がたむろしている場所に誘導しようか。
Caravelは軍隊を無視して私を狙おうとする。だけど奴の腹に隠れているBlastClawは敵が近づくと自動的に射出されるので、渋々ながらも軍隊と交戦状態に入る。こちらは高みの見物を決め込めばいいという訳。あわよくば瀕死の敵機にとどめだけ刺しにいくチャンスだって狙える。
射出されたBlastClaw。さぁ存分に争え |
ぼちぼち頃合いを見計らって、BlastClawにミサイルを発射する。親玉のCaravelは泥沼の中でいつの間にか消滅していたみたいだね。
隕石の陰から姿をさらし、まずは多弾頭のWaspを2発撃ち込む。Waspは威力こそ低いけど、多弾頭なのでミサイル迎撃を行おうとするターゲットのタレットを撹乱する囮として使える。Wasp発射後、本命のDisruptorをあるだけ発射。この完璧な布陣の前では所詮戦闘機ごとき―
全然効いてやしねぇ
こうなったら仕方ない。私にだってプライドがある。シールドの剥げた機体相手に臆したとあらば、私の沽券に関わる。こちらも装備が不十分とはいえ、こんな海賊1機相手に侮蔑される所以などあるものか。
で、結局―
死にかけたよー
落ち着いてからSS撮ったからシールドが40%まで回復しているけど、決着がついた時点では真っ赤のラインだった。さすがにプライドなんてかなぐり捨てて軍隊に擦り付けてから逃げようかどうか、かなり迷ったね。まぁ、一応は勝った訳だし、なによりBlastclawが手に入ったよ。よかった、よかった。
事後処理
さっきも書いたけど、BlastclawはM3としてはかなり強い。Novaとは比べるまでもない。なのでそのままBlastclawに乗り換えてもいいんだけど、こいつは売るとかなり高値で引き取ってもらえる。1機で大体500万Cr前後だから、2機売ったら1,000万未満の駆逐艦が買える。さすがに駆逐艦と戦闘機を比べると、いかなBlastclawとはいえ勝負にならない。駆逐艦の方が遥かに硬いからね。Blastclaw*2機と駆逐艦1隻を比較しても答えは変わらない。これはプレイヤーにおいても、AIにおいても同じ結論になる。
この話はなにもBlastClawに限ったことじゃなくて、M3+ってのは売却してM6買うための資金にするための、要するに肥やしとしての意義が大きい。哀しいかな。
じゃM3+ってどうやって使うの?って疑問が浮かぶけど、M3+はプレイヤーが使うワンオフ機か、プレイヤーの護衛として少数配備するとき、その性能を如何なく発揮できるよ。
間違っても、各宙域の哨戒部隊や工場の防衛部隊に投入しちゃいけない。あいつらは貴重な機体を安物の消耗品か何かのように使い捨てやがる。さっきプレイヤーの護衛としてなら価値があると言ったのは、護衛機がプレイヤーを守るのと同じくプレイヤーも護衛機をチェックしたりカバーできるから。それができないOOSでの運用は採算が合わない。それなら多少お金を積んで、生存性能が遥かに高い駆逐艦にすべき、って結論に至る。
そうこう閑話をしていればBlastclawの修理も終わったので、シップヤードまで送りたい。でもその前に、BlastclawがPRGを4門持っていたのでこれをNovaに渡そう。 今装備しているPACは尻のタレットにまわして、Busterから拝借したIREはBlastclawと一緒に売り払おうかな。ああ装備もお金も夢もどんどん膨らんでいく。
なんて浮かれていたら
ほらまた変なのが出てきたよ。僕は、Nova Raiderちゃん!(海賊) |
ところが向こうもしつこく追っかけてきたので、
また軍隊の群れに連れて行ってあげた。
後ろの方で対艦ミサイルが爆発する衝撃音が聞こえてきたから、何だかよろしくやってたみたいだね。
海賊なんてムーシムシ |
つづく。
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