X3:APプレイ日誌22 ―混戦だよ

前回のあらすじ

 海賊セクター、Brennan's Triumphへ侵入した。
 4勢力が海賊を苛めていたので、便乗した。
 「サシでの勝負」と勝手に勘違いしてきた海賊の駆逐艦を、21vs1で返り討ちにした。

再びBrennan's Triumph

 戻ってみたら海賊基地が各勢力の艦船に取り囲まれ、程よく哀愁を漂わせながらも着実に崩壊しつつあった。

 基地に群がる諸勢力の軍艦。正直こんなことやってるから最前線でいつもいつも兵力が不足してXenonの侵攻を許す羽目になるんじゃないかな。
 ともあれ良い感じの削れ具合だったので、



 わーい、一緒にやるー!

 便乗した。 



のは良いのだけれど、

 海賊基地はシールドを剥ぐまでは容易だが、シールドを剥いでからがすごく時間がかかる。ステーション等の動かない的を想定して設計されたミサイルでも、1発数万Crを湯水のように使ってようやく削れるぐらいの硬さ。理由があっていずれまた経験することになるけれど、とにかく硬い。
 便乗したまではよかったものの、壊れるその瞬間まではまだ時間がかかりそうだった。なので、その辺に湧いた海賊の相手をすることにした。

ミツケタヨ…ミツケタヨ…
 こいつとかね。相変わらず粘着質よね。
 流石に3回目の遭遇ともなると、私の方の機体も装備も遅れはとらない。もちろん1vs5だと勝負にもならないが、ここには友軍がいるし、まず数の不利を被ることはない。



 連中を倒すのに苦労はしなかったが、面倒なことにMass Driver(MD)を搭載している機体がいた。MDはシールドを貫通して装甲に直接ダメージを与えてくる特殊な火器で、シールドが全快だろうが関係なく装甲を削ってくる。
 シールドを無視できる性質上、威力は低い。だけどMDを使う敵を後回しにすると、一発あたりの威力は低いとはいえ装甲がどんどん削られていく。 おかげで戦闘後にこうして修理をする羽目になった。

 そういう理由から敵に使われると厄介な火器なんだけど、逆にMDをプレイヤーが運用する道が思いつかない。 この世界は、プレイヤーだけが“シールドが剥がれた状態で装甲にダメージを受ける”とソフトや武器が破壊される。そのリスクはプレイヤーが乗っている機体だけなので、プレイヤーの所有している船でも、プレイヤーが乗っていなければダメージを受けることで破壊されることはない。
 なので、プレイヤーにとっては自分のシールドを剥がされる前に相手を倒すことが重要になる。やられる前にやればいい、だけでは生きていく上で不十分。そう考えるとMDでは火力に欠けてしまい、敵を倒す前にこちらのシールドが剥がされてしまう。

 結局、MDは敵に使われる武器であって自分で使う武器ではない。相手の装甲を削って速度を鈍くする、という用途ではMARSにセカンダリーとして使わせる道もあるかもしれないが、正直回りくどい。不利な敵や状況ではシールドを削ったら即ミサイルが基本なので、MDは敵が使ってナンボの武器と思う。


強そうなのがきた

 修理を終えて機体に戻ると、どうもマップ左下に敵の一団が新しく現れているのに気付く。


 主だったのは戦艦Brigantineと巡航艦Tern。他に駆逐艦が2隻。
 いずれも私では太刀打ちできない相手なので、友軍の出方を待つため無視した。
 少ししてからセクターマップを開いてみると、


 なんか殖えてた。

 繁殖している敵の大半はBarracudaとMako。Brigantineは戦艦だし、どこからこんな数の戦闘機が湧いてでたんだ…。


 戦闘は苛烈を極めた。プレイヤー抜きで。


 巡航艦の後ろを巡航艦がとり、更にその後ろを駆逐艦がとる混沌めいた状況を生み、


 Brigantineは烈しい応酬の末に爆沈した。
 旗艦を失った残党もことごとく掃討されていく。コロコロ。

初めての遭遇

 海賊の団体が消滅した頃、今度は南のゲートから新手が現れる。


Xenon-M8爆撃機 X
 この世界に生まれてから初めての、Xenonとの遭遇。
 Xenon Xは多分XRMで追加された機体。数ある爆撃機のなかでは珍しく200MJシールドを搭載でき、見た目も駆逐艦のPやPXに近い。


Xenon-M3戦闘機 L
 こっちはXenon Xの護衛機L。戦闘機としての性能は平凡だけど、XRMで追加された火器GPEを装備しているので囲まれると凶悪。Xenonについては、いずれ正面から連中と交戦する機会が訪れるので、その時に解説しようと思う。

 そういえば、この隣のセクターはXenonセクターと繋がっていたんだね。そこからXenonが侵入してきて、こっちまで流れてきたらしい。
 今回、こいつらが不気味なのはゲートから出てきて何をするという訳でもなく、ただずっと静観を保っているという点。不気味なので、奴らが変な気を起こす前にここから退避しようと思う。

 前回Elena's Fortuneに向かわせた鹵獲機をShrikeに乗艦させ終えたので、Shrikeにここまで迎えにきてもらう。 装甲はまだ5割程度しか回復してないけど、シールドは1GJ*5もあるので仮にTomahawkの直撃を受けても数発は耐えられる。


 Shrikeに着艦後、ジャンプドライブを起動。到着先はArgon領のPorwer Circleにした。
 シーケンスの間に、MARSとMDMも稼動させておく。後は装甲さえ万全になれば実用に持ち込める。


 Power Circleに着いたら、そこからBoronのコアセクター、Kingdom Endを目指そうと思う。
 Argon領の北部はまだあの辺だけ未開拓なのと、Kingdom Endには軍事港もある。
 Shrikeは20人までマリーンを乗せられるので、更に人員を雇いたい。

 人手が十分になったら、マリーンの技能訓練も適宜行っていく。メカニックやエンジニアの技能が高ければ、それだけ修理が早くなるからね。今回のサルベージは戦闘機を4機も鹵獲できたし、良い収穫だった。


つづく。

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