ArgonとTerranの主力戦闘機。相反する関係の両者が並走する光景が見られるのも、サルベージならでは |
前回のあらすじ
Boron領をひたすら北進していた。その途中で見かけた海賊はコロコロした。
親機を失ったKha'akの子機がたくさんいたから、これもコロコロした。
ようやく
Menelaus' Frontierに到着。ここはBoron領の突き当たりだね。つまりここから東に進めば、Teladi領はもう直ぐそこだよ。ゲートを出たら、いきなり大きな船が眼に飛び込んできた。
Boron-TL級大型輸送艦Orca |
NPCは小さな船も大きな艦船も毎日せわしなく動き回っている印象があるから、こうして静止している様子を観ると何やら神妙な雰囲気すら漂ってくる。その有機的なデザインと堂々たる体躯も相まって、まるで瞑想をしているかのように神秘的。
横を通り過ぎるときにOrcaのStatsを確認しようとしたら、
全速力で走ってたみたいだよ。
おやおや
東のゲートに向かって航行していると、Splitの戦闘機が2機放棄されていた。Split-M3戦闘機Mamba |
SplitとBoronは仲が悪いというか、Terran紛争が始まるよりも前、SplitはBoronへ戦争をしかけた過去がある。突然の事態という事もあって、Boronは満足に反撃することもできずその領土の大半をSplitに奪われた。
尚も勢いを衰えさせることなく侵攻し続けるSplitに対し、Argonは窮地にあった同盟勢力のBoronへの支援のため、ついにSplitとの戦争を決断する。
一方、ArgonがBoronの支援へ戦力を割いた事に乗じて、Argonの南に位置するParanidはArgonへ宣戦布告。こうして、戦争はBoron&Argon対Split&Paranid間の総力戦に発展していった。
結局、この戦いはBoron&Argon側の辛勝で終わった。Boronは侵攻前に比べればその領土は未だ元通りとは言えないけど、それでも滅亡寸前の状況からSplitを退け、なんとか勢いを盛り返すことに成功した。
今はTerranと五大種族との間で緊張関係が、殊にArgonに関してはTerranと骨肉の争いを始めてしまったから、五大種族間で争いをしている場合じゃなくなった。なので今現在の主要な戦場であるOmycron LyraeやCircle of Labour以外の外宇宙は比較的平穏な状態にある。だけど、国境宙域での小競り合いは今も尚こうして続いている。
こちらとしては、そのお陰でそれなりに贅沢な暮らしをさせてもらっているんだけどね。放棄されたガラクタも修理すれば誰かにとってはお宝になる。このまま宇宙の藻屑になるか、海賊どもの手にわたるぐらいならよっぽど良い。
鹵獲して修理したMambaはBoronのシップヤードへ。 さぁ先へ進もう。
やーっと着いた…
Teladiのセクター、CEO's Buckzoidに到着。長い旅路だったよ本当。TeladiのEquipment Dcok |
セクター画面を開いていると前がほとんど見えなくなるから、有り体に言うと余所見運転だね。実際これで隕石にぶつかって死ぬなんてことも十分有り得るから、どこぞの「カ○死ね」を地で行かないよう注意する必要があるよ。
ところでセクター画面を眺めていたら、
Terran-M3戦闘機Cutlass |
Terranからライセンスを得てブイブイ仕事してたみたいだけど、こんな奥深くまで来るのはいささか欲が過ぎたというもんだよ。まぁ同じ穴の狢のよしみ、慎んで鹵獲しようか。
お腹の様子も見ましょうねー |
Equipment Dockで換装するかー、と思いトボトボと船に戻ったら、
Pirate-M7巡航艦Carrack "Rhonka's Clouds Mob Boss" |
はい解散ー、皆さんお疲れ様でしたー。
奇遇ですねー
あんまり邪推したくはないけど、こいつらプレイヤーの尻を狙ってんじゃないのかってぐらい都合よく現れる。海賊は確かにコロコロしまくってるけど、ギルド直属の奴らにはまだ手をだしていないのに何故なんだ。状況はちょっと面倒くさい。Equipment DockはSSの左下に見える建物。ちょうど私と港との間を挟む形で、Carrackが進んできている。Equipment Dockへ逃げ込もうとしたら、側背を突かれてしまう。
結論は言うまでもなく戦闘を避け、東へ逃げるしかない。でもはるばるやってきて、Equipment Dockを目の前にし、尚ここで退かなければならないというのはすごく悔しい。
わが身一つならDocking Computerもあるし、弾幕を耐え忍びながらEquipment Dockへ強行接舷することも考えた。だけど今は鹵獲したCutlassがいる。こいつを安全な場所へ逃がすまでは迂闊な行動はとれない。
二人で逃げましょう。どこか遠い遠い、誰も来ない場所へ |
Teladi-M6駆逐艦Osprey |
そもそも実利主義で損をすることが大嫌いなTeladiのやることじゃねぇ、まぁそうなるように設定して仕向けたのは私自身だけどさ。Teladiだけが海賊に狙われないってのは世界観の設定上妥当だけど、ゲームとしては釈然としないからね。
悔しいけど、どうしてやることもできない。私にできるのは、彼らのような良いTeladiがいたことを記憶しておくぐらいだよ。
彼らの姿を背に偲びつつゲートをくぐって逃げようとしたけど、その必要がなくなった。
察しの良い方はもう気付いているだろうけど、こないだ見たCarrakと同じように
またジャンプして消えた。
終わり良ければ何とやら
なぜジャンプして消えたのかを推測するのは後にして、とりあえずEquipment Dockへ引き返した。Teladiの国境警備隊がCarrackと交戦に入る直前だったから、誰も死なずに済んだのは僥倖だね。
Transporter Deviceさえ買えば荷物の交換のためにお互い一緒の港へ泊まる必要がなくなるから、Cutlassは外で待たせることにした。
さすがTeladiだ、なんでも買えた。
25MJどころか、200MJでも2GJシールドでも買える。戦艦クラスの主砲だって金さえ払えば売ってくれる。今はまだそんな大型のシールドや火器を搭載できる船は持ってないけどさ。
25MJはCutlassから貰うからいいとして、まずはTransporter Deviceだね。それからSlvage Claim Softwareも購入しておこう。
お値段450万Cr也。1つ買うだけでランクが上がる。
このSoft1つ分のお金でM3戦闘機が2機は買えるかな。無論、このSoftにはそれ以上の価値がある。
それじゃ整頓しよう
港から出て、外で待たせていたCutlassと積荷を交換する。Transporter Deviceがあると宇宙空間でも他の船と積荷の交換ができるし、離れた場所からでも乗船できるようになる。鹵獲時に勢いよく船から飛び降りたせいで、鹵獲後戻ろうとしたとき遥か遠くの自分の船の位置を見て途方に暮れる必要もこれでなくなるよ。まぁ、Slavage Claim Softwareを購入したからそもそも船外へ出る機会がこれからはほとんど無くなるけどね。積荷の交換は済んだ。あとは今まで鹵獲した船を売却しようか。大体の船がシップヤードに到着しているはずだから、まとめて売り払う。
結果は下の通り。数字は結構ざっくりだよ。
・Hades(M8) ―340万Cr ※ 2機なので約2倍の680万Cr。
・Mako強襲型(M4) ―130万Cr
・Octopus(M5) ―39万Cr
しめて850万Crぐらいかな。
Mamba2機とCutlassはまだシップヤードに着いていないから、これから売却予定。
Salvage Claim Softwareを買った直後の残金が約200万Cr。これに850万と、これから入るお金を計算に含めれば、ArgonのHeavy CentaurやNexusとか、結構良い駆逐艦に手が届くよ。信用されてないから買えないけど。
それに武装の調達や船体の改造にかけるお金も加味すれば実際はもっと必要になるから、今はせいぜいカタログを眺めてニヤニヤするのが良い所。
じゃあ装備も調ったことだし、来た道を引き返すよ。このまま東へ進んでもTeladiかSplit領しかないし、いま彼らに媚びを売ったところでこちらには何のメリットも無いからね。
つづく。
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