X3:APプレイ日誌42 ―ATFだよ

ATF(Terran)-M2旗艦“Lasting Vengeance”

前回のあらすじ

 TeladiのTL船Albatross級を購入したいが、Teladiからの信頼が不十分だった。
 Teladiとの関係を良くするため、Xenonが出現するセクターでの掃除を行うことにした。 
 Xenonの巡航艦Cが破損したまま停止していたので、鹵獲した。
 偵察機がGrand Exchangeに着くまで、Circle of Labourでサルベージをすることにした。

ArgonとTerranの趨勢

 先祖の記憶だとArgonとTerranの戦争はTerran側が優勢で、国境宙域のCircle of LabourどころかOmicronまで呑まれそうな勢いで迫ってきていた。私の先祖はOmicronスタートのArgon人で始めたので、私とは間逆でArgon Primeに行ったことがなかった。
 いずれ使用するつもりの船や機体はOmicronの港に路駐させていたんだけど、Terran艦隊の進撃があまりにヤバかったから危機感を憶えて西のArgon Primeへ民族移動したぐらい。

 で、当の私の代ではArgon側が優勢らしい。初めてOmicronに着いて以来、Circle of Labourで大規模な戦闘は何度か目撃したし、Argonの艦隊に対し倍近い戦力で攻めてきたTerran艦隊を見たこともあった。でも結果はいつもArgon側の艦隊が生き残っている。小規模な部隊による強襲はあったにせよ、OmicronまでTerranの艦隊が南下してきたことは今のところ一度も無い。

 もちろん、「○○の方が優勢」なんて単なるジンクスであることは分かっている。しかし、Omicronまで押し込まれないArgonというのは何だか気味が悪い。

ATF現る

 鹵獲したCをHome of Lightへ飛ばした後、Circle of Labourの状況を確認した。

 旗艦“Lasting Vengeance”率いるATFの大規模な艦隊が北のゲート付近で展開しているらしい。
 空母2、戦艦3、巡航艦6(うち1隻はTerranの別動隊)、駆逐艦15隻。それから戦闘機がいっぱい。


 対するArgonは― うーん、指で数えられちゃう。
 既にATFと交戦しているArgonの艦隊は壊滅状態。艦船と呼べるのは駆逐艦1隻しかなく、こちらのSSで映っている戦艦2隻と巡航艦は援軍として北進している最中のもの。
 いつもいつも単機か単艦で動いている私が言えた義理でもないけど、戦力の逐次投入は一番駄目だと思うの。 このあと、少ししてから続々とArgonの艦船がやってきたから結果として拮抗できる戦力にはなったから良かったものの…。



だけど義理は義理なので

 露払いぐらいはしてみせよう。

 足の速い駆逐艦が3隻、敵の本隊より先行してきている。
 1対3は厄介な状況だけど、巡航艦が合流してくる前なら勝機はあるかな。

 まずは1隻目。できる限り早く数を減らしたいので、ミサイルも連射。

 1隻目を沈めた時点でシールドの残量は6割。続いて2隻目を攻撃する。

 最後の駆逐艦の尻についた時点でシールドは2割を切っていた。
 本来ならもうジャンプドライブを稼動させてさっさと逃げる支度を済ませないと危ないが、もう一息だけ粘る。

 最後の駆逐艦も沈めた。1on1に持ち込んだのに、やけにダメージが大きいなと思っていたら後続の巡航艦がこちらを捕捉していた。慌ててジャンプドライブを起動して、敵艦の砲撃から必死に逃れる。

脱出こそできたものの

 シールドどころか、装甲も穴だらけにされて死ぬかと思った。

 息しているのが不思議なぐらいだね。
 火器とソフトの損害状況を確認したけど、破壊されたのはミサイルぐらいで他は何も壊れていないみたい。機体はボロボロだけど、装備品が無事ならとりあえず安心。

 結局、鹵獲できる状況じゃなかったので戦利品は何もなし。
 駆逐艦を沈めたことで報酬は幾らかもらえたものの、もし高価なソフトや装備が破壊されていたら大赤字になっていた。
 
 装甲の被害が甚大なので、マリーンの修理を手伝いつつ偵察機がGrand Exchangeまで辿り着くのを大人しく待つことにする。
 駆逐艦では大きな戦場で出来ることにも限界があるね。今回の戦闘はそれを思い知らされた。
 早く戦艦を打倒できるだけの力が欲しい。


つづく。

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